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三島由紀夫 悲劇への欲動 (岩波新書)

三島由紀夫 悲劇への欲動 (岩波新書)

三島由紀夫 悲劇への欲動 (岩波新書)

作家
佐藤秀明
出版社
岩波書店
発売日
2020-10-21
ISBN
9784004318521
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三島由紀夫 悲劇への欲動 (岩波新書) / 感想・レビュー

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Cinejazz

三島由紀夫文学館(山梨県山中湖畔)の現館長である著者が、数々の三島文学と芸術文化(映画・演劇)、肉体鍛錬(剣道・空手・ボディビル)など、多方面での体験と思考を通して湧き出た三島の情念(欲望)を探った没後50年目の評伝です。 大正14年平岡家の長男・公威(きみたけ)が東京四谷で生まれる。16歳で三島由紀夫を筆名とし、学習院高等科を首席で卒業、勤労動員、徴兵検査を経て終戦。東大法学部卒業し大蔵省入省、退職後は作家活動に。東大全共闘との討論会、「盾の会」結成、市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地にて割腹自殺(45歳)。

2020/11/26

Lieu

ラカン派精神分析、クィアやLGBTのような現代的解釈が新味であるが、資料の裏付けが徹底しており、評伝としては正統派だと思った。大学で法律を学び、古今東西の文学や思想のエッセンスを自家薬籠中の物にした三島由紀夫は、誰よりも言葉や論理に信を置いていたはずであるが、他方でそれだけには回収されない、暴力や死に近しい欲動の存在に突き動かされていた、ということがよくわかる論であった。

2020/10/24

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