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江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863)

江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863)

江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863)

作家
田中優子
松岡正剛
出版社
岩波書店
発売日
2021-01-22
ISBN
9784004318637
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江戸問答 (岩波新書 新赤版 1863) / 感想・レビュー

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KAZOO

前回の日本問答の時は江戸時代ということではなく日本に関する時代を超えての対談でしたが、今回は江戸時代のことに絞って話をしておられます。最初に令和についての話がありますがそこから発展して面影、浮世、サムライ、いきという題材についての問答がされています。お二人の読んでいる本の凄さが伝わります。

2021/03/23

佐島楓

様々な角度から江戸を語りつくした、密度の濃い対談。知らない固有名詞ばかりで(特に人名)、自分の不勉強を実感した。歴史として、明治以降とそれ以前で分断がある気がしてしまっていたが、それは違う。ひとつながりのものとして、広い視野で物事を見ていかなければならないと感じた。

2021/03/02

tamami

著者お二人の博学さが半端なく、挙げられている人名や書名を読むだけでお腹一杯になりました。二人はそれぞれの子ども時代に感じた日本の面影から出発し、浮世、サムライ、いきと問答を重ねていきます。その中で、実に多くの事柄がまな板に乗り、解釈・位置づけがなされていきます。明治以来の反江戸?意識もあってか、我々は自分の身の回りにある江戸を見ようとはしない。けれども現代にも生きる多くの方法や対象がその中に蔵されている。それを再び見出すことで日本の文化はもっともっと豊かになる、そんなヒント集として本書は読めるように思う。

2021/03/20

崩紫サロメ

「江戸」が明治以降にどのように継承されているか、ということを論じた対談。江戸時代の私塾が幕末・明治の文化人を生み出す基盤になったこと(p.147~)するが、所謂「日本礼賛」本ではなく、江戸時代の学問は「華」(中国)を表に「和」を奥に「蘭」を裏に使い分けていた(p.180)。参覲交替制を「見立て朝貢システム」と解釈していることなど(p.251)「江戸」を理解するためには東アジアの世界観をきちんと理解せねばならないのだが、そのことが欠落していることについても指摘されている(p.357)

2021/02/16

紙狸

2021年1月刊行。傑出した書評家、松岡正剛と江戸時代研究者、田中優子の対談。人名が次々とでてきてついていけないところもあったが、深い洞察に接するところもあった。「江戸社会は商業システムが非常に重要」(田中)。外国語を学んだ人たちについて、「ただただ、好きなことを尽くしていくことがおもしろかった」(松岡)。自分の活動に応じて、いくつもの名前(雅号)を使い分けたのは、役割やロールについてのとらえ方が現代とは違っていた(松岡)。田中の近代東アジア(特に日本と朝鮮の関係)のとらえ方はやや紋切り型だ。

2021/04/30

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