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死の民俗学―日本人の死生観と葬送儀礼 (岩波現代文庫)

死の民俗学―日本人の死生観と葬送儀礼 (岩波現代文庫)

死の民俗学―日本人の死生観と葬送儀礼 (岩波現代文庫)

作家
山折哲雄
出版社
岩波書店
発売日
2002-04-16
ISBN
9784006000820
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死の民俗学―日本人の死生観と葬送儀礼 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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中村です

「死者を吊るして猛禽にゆだねるゾロアスター教徒」と“同列に”「壺に死者の灰を恭しく保存する日本人」をイギリスの歴史家が埋葬儀礼の研究で取り上げているそうです。キリスト教徒からみたら「日本人における遺骨崇拝」は“奇異”に映るようですね。遺体を極度に圧縮した「骨」という堅固な遺存物は「霊」という不可視な存在が穢から浄へを象徴する呪具として祭祀の対象であり、腐敗と流出のプロセスを経たのちの遺骨には浄められた祖霊が宿るという観念が「日本人の遺骨崇拝の源流」です。

2020/09/11

うえ

死の比較宗教学。かつてギリシャの古代都市はアクロポリスとネクロポリス(死都)と区分された幾何学的な建設プランで形成されていたという。埋葬地でもあるネクロポリスはテーベにも見られ、ナイル川を挟んだ西岸は王墓、貴族の墓から成立っていた。それは日本にもあり「奈良盆地をその北辺からたどると、まず佐紀丘陵から東側の山麓地帯へ…鳥見山周辺から飛鳥・越智岡丘陵を巻いて葛城山の東麓へ…馬見丘陵を経て生駒山地の古文群へとつらなって…その景観は大和平野ー奈良盆地を円周状に取り囲むネクロポリスの包囲網といった趣きを呈している」

2020/02/24

刳森伸一

解説にもあるようにタイトルが内容にも即していないのも問題だが、それよりも論考がやや雑で恣意的なのがいただけない。

2018/12/05

つる

やっと読んだ、2〜4章を要再読。構成がいまいち、それぞれは単体として読めば興味深いけれど解りづらい。さらに、5章の内容はこのタイトルにはあっているものの副題(日本人の死生観〜)からは外れている。せめて4章の内容と合わせて比較する内容に構成し直してあればよかったかも。

2010/06/10

海辻

一般的日本人というよりも、天皇家の葬送や先帝崩御に続く皇位継承時の儀礼が多く記載されます。他国とは違い先帝の霊威が次代に移るという血ではなく魂の継続性により、世界にも類を見ない万世一統の皇室が保持されてきたのではないか。古代大嘗祭では先帝の骸と同衾し、霊威の移譲を行っていたのではないか。即位の礼と大嘗祭との相対性など示唆に満ちた数々の論が詰め込まれてました。

2010/03/08

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