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発情装置 新版 (岩波現代文庫)

発情装置 新版 (岩波現代文庫)

発情装置 新版 (岩波現代文庫)

作家
上野千鶴子
出版社
岩波書店
発売日
2015-11-28
ISBN
9784006003357
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発情装置 新版 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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美登利

第1章を読んで驚き、つい借りてしまったのですがその文章が書かれたのは1988年です。ジェンダー論者でもある上野さんの本を何冊か読んだ事があり、面白いおばさんだなと思っていました。岩波文庫だからか、軽い文章なのは本当に初めの部分だけ。興味のあるところは割と真剣に読みましたが、他は流し読み。今まで上野さんが色々な雑誌などに発表し関わってきたものを纏めた本だそうです。セクシュアリティー論、性に関する古今東西の色々な思想を研究したり、持論を述べたり。少女漫画家「花の24年組」さん方の漫画の解釈がふむふむでした。

2016/01/23

Kikuyo

自分が持っている固定観念に、気づく機会はなかなか無い。それを自分で選んでいる、或は思い込まされているという自覚もあまりない。性に対する知識や概念はまさにそれの典型。フロイトに関しては鵜呑みにしているところがおおいにあった。1度根底から考え直す必要があるのもこの分野だ。「性をとくべつに理想化することもないかわりに、嫌悪することもありません」切れ味のいいナイフでスパっとさばいていくような文章は読みごたえがあった。

2016/03/12

kenitirokikuti

本書を昨年に図書館で借りたときは少年愛マンガを扱った後半の章が目当てだったようだ。今回は前半を読んだ▲性の商品化と、性に関する男女の非対称と、むかし馴染みの概念が登場する。でもさー、いま40過ぎになってみると、おれの親父の年齢を当てはめるとこれからバブルかよ。車買い替えたり借家から持ち家になったり、息子をやや学費の張る学校に進ませたりできたのかよ。しらけちゃうな。経済成長による脂身を削ぎ落としたらごく平凡な田舎からの上京者のライフサイクルに過ぎないなぁ。想定外だったのはむやみな長寿化ぐらい。

2018/04/30

kenitirokikuti

「ジェンダーレス・ワールドの〈愛〉の実験 ー少年愛マンガをめぐってー」。自作解説によれば、編集者 藤本由香里が書かせたもの。藤本は『ニュー・フェミニズム・レビュー』第3号の責任編集(筆名は、白藤花夜子)。二十四年組の代表作中心の取り上げ方、もう歴史を感じるなぁ。

2017/07/09

やいっち

個人的には、「北村透谷をめぐって」という章が面白かった。北村透谷が恋愛讃歌を唱っているようで、その実、女性嫌悪の情に凝り固まっていることを的確に指摘。恋愛の非日常を称揚しつつ、結婚の日常と保守性とを憎んでいると喝破。男たちの無責任な自己中心性を嘆いている。  ホント、小気味いい文章である。 

2016/02/25

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