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神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉 (岩波現代文庫)

神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉 (岩波現代文庫)

神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉 (岩波現代文庫)

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2016-12-17
ISBN
9784006003470
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神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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mm

原理や原則で言い切れない、逆説に満ちた真実を表現するには「物語」という形はぴったりである。「神話」は人間や世界の形成に立ち返ってまでの語りであるために、学ぶことがたくさんある。ハウツー式の知識ではうまくいかないことがたくさんある。「物語」の読み解きは人によって異なる。人間全体の力で読むのである。(以はじめにからほぼ引用)川合先生が亡くなられて、早10年。世界にはより不安が満ちてきた。ご著書を頼りに、時に自分の点検をすると心の凝りがとれる。カウンセリングブームは下火なのかもしれないが、流行り廃りは関係なし。

2017/06/04

呼戯人

人間の心が持つ神話産生機能に着目した神話と心の働きを分析した本。言葉遣いは優しいが内容は非常に難しい。人類は5万年ほど前から神話をしきりに作ってきたが、その中に現代における人間の心の働きを自覚するのに適した神話がたくさんある。ことのはじまり、男と女の深層、親子の葛藤、生きた智恵などに関する神話分析を通じて現代人も直面する様々な人生の課題に応えようとする試み。河合隼雄の本は現代における知恵の汲めども尽きぬ源泉である。

2016/12/18

マーシー

俺は今まで何をやっていたんだろうか。家族が嫌だと言いながらも家族に甘えている自分がいる。携帯代ですらも。俺は甘えという言葉が嫌いだ。その甘えという言葉は他人から発せられると多くの人を無為に無想像に傷つけるからだ。でも、自分の中から出てきた甘えについては、自分で甘えだと思った事柄については、逃げちゃダメだと思う。自分の中のオイディプスを認知し、自立へと向かう勇気を持ちたい。

2017/02/19

らい

めずらしくちょっと結論を急ぎすぎているように感じた箇所もあったけど、いつもどおりおもしろかった。建国の話だったり、昔の人々が感じてきた心の動きが物語になっていて、各地で似たような話があるのに、その核が絶妙に変わってくる。その特徴は掘り下げていくと現代までの流れにも、まっすぐ入った芯のように作用しているように思えてならない。ヒルコの話がやっぱり気になるなあ。簡単に一行、二行登場するだけなのに、示唆に富みすぎている。なんか自分の中でいろんな仮説が立ってきて、触発された。やっぱりこの島国は不思議だよ。

2021/09/28

はちめ

本書の読み方として、この本に何か明確な答があるのではなく、人間の意識や無意識の中には神話の中に語られているような荒唐無稽な物語を受容するものがあるということを忘れないようにすることだと思う。またその内容は民族や文化によって多少の違いがあるということも重要な事実だと思う。

2017/01/09

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