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昔話と現代〈〈物語と日本人の心〉コレクションV〉 (岩波現代文庫)

昔話と現代〈〈物語と日本人の心〉コレクションV〉 (岩波現代文庫)

昔話と現代〈〈物語と日本人の心〉コレクションV〉 (岩波現代文庫)

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2017-02-17
ISBN
9784006003487
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昔話と現代〈〈物語と日本人の心〉コレクションV〉 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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ミコマユ

グリム童話や、日本の昔話を元に、現代の人間の心の課題について書かれている。東西の昔話に見られる男性性と女性性、異類婚姻譚、昔話の残酷性など、興味深いコンテンツが満載。それにしても、なぜに日本の昔話は、ハッピーエンドにこだわらないのだろうか。紹介されていた「月見草の嫁」って話なんて、あまりに悲しくて、うっかり涙ぐんでしまった。遠野物語も、不幸な話多いしね…。日本人、悲しい話が好きなのかな。それが美術とか文化を進めてきたってことなのかな。

2017/04/09

はちめ

シリーズ5冊目を読み漏れていることに気づいたので久しぶりに河合隼雄の著作を読んだ。日本の昔話と西洋の昔話の違いの指摘とそのことによる日本人の精神構造の分析が試みられている。ただし指摘は断定的ではなく敢えて仮説に留められている。もう少し断定的なもの言いにしてくれた方が理解がしやすいとも思う。本書の最後は何故か村上春樹の「海辺のカフカ」の感想分析が掲載されているが、講演の記録のようだが講演を聞いた人もビックリしたんじゃないだろうか。☆☆☆★

2018/07/28

Sumiyuki

うーむ。解説と『海辺のカフカ』論で十分かな。昔話の残虐性は暗喩。トリックスターとしての自然。境界。関係性。@非個人的なレベルで他者と深くつながるときに生じる感情は「かなしみ」であるとされている。ムスビの力は「かなしみ」に裏打ちされているのだ。この「かなしみ」を抱えていくことこそが、昔話の世界と、現代の最先端の問題を結んでいくことになるのだろう。

2018/03/15

Marina

昔話に隠されたメッセージ。そこには今も昔も変わらない、生きるためのヒントが見えてくるかもしれません。

2017/05/29

robamimim

小さい頃絵本が大好きでした。そこには理不尽なR展開がてんこ盛りで面白かった! 昔話のなりたちを辿ると人の心のなりたちが分かるんじゃないか、日本昔話を研究したら日本人の心が分かるんじゃないか。そんな本でした。 美しさ、儚さ、自然の驚異が日本の特徴で、そこには人のずるさや理不尽さも含まれています。ショックだったのが「片子」の物語。鬼と人との合いの子が人間を助けるのに、人間界には居場所がなくなり自殺するのです。人とはそうしたものだと淡々と教えられます。著者は「片子」が生きる世界を提言しますが難しいですよね

2019/08/18

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