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自由の牢獄 (岩波現代文庫)

自由の牢獄 (岩波現代文庫)

自由の牢獄 (岩波現代文庫)

作家
ミヒャエル・エンデ
Michael Ende
田村 都志夫
出版社
岩波書店
発売日
2007-09-14
ISBN
9784006021283
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自由の牢獄 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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黒井

20-136】短編集だけど何かすごく長い旅を終えた後のような心地良い達成感…!多分文章の密度が桁違いなんだと思う。削ぎ落とす事と膨らませ拡げる事を両立させるって凄いな(漫画だけど萩尾望都作品を読んだ後の陶酔にも似てる)。解説で著者にとっての文学を読む事が「体験」と称されているのも頷ける。遥かな時を、途方もない距離をも超える、文学を通して他者を生きる体験だった。/表題作に限らず「自由の牢獄」が通底するテーマだと思えた。何だって好きに選べる自由は、同時に選び取ったものへの責任と選ばなかった選択への後悔を伴う。

2020/12/14

ぺったらぺたら子

短編のそれぞれが数珠つなぎのように絡み合い、最後にまた最初へと繋がる。『ちょっと小さいのはたしかですが』の、車の中にガレージがある、という事がテーマを良く表していると思う。内と外の関係。自己を外へと向けて求めていくと内へ到達する。外は存在せず、内にしか無い。では内とはどこにあるのか?外にあるのである。 全体に連想したものを列挙する。フローベール『三つの物語』、コンラッド『闇の奥』、ヘルツォーク『アギーレ/神の怒り』、タルコフスキー『ノスタルジア』『ストーカー』、赤瀬川原平『宇宙の缶詰』。

2019/07/29

ないとう

完璧な想像は創造主を飲み込む。

2016/08/16

テツ

『モモ』や『はてしない物語』でおなじみのエンデによる短編集。明確なテーマがすっきりとした短いお話にまとめられていて読みやすい。与えられた自由を持て余してしまう、自由を与えられた人間が自由に選択ができなくなる表題作の『自由の牢獄』と、まさに人生の縮図が描かれている『ミスライムのカタコンベ』が好き。久々に読んだけれどエンデ良いな。

2015/03/27

Tomoko.H

独特の世界があるなあ。「ミスライムのカタコンベ」「自由の牢獄」-意志と自由について考えされられる。「遠い旅路の目的地」と「道しるべの伝説」はまだ見ぬ故郷という共通のものがある。寂しいな。エンデには、はっきりとモチーフで表されることもあるけど、そうでないものも漠然と、別の世界への扉、というのを想起させる。そしてこの本もまたエンデの世界への扉になっている。

2015/06/09

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