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寺内貫太郎一家―向田邦子シナリオ集〈5〉 (岩波現代文庫)

寺内貫太郎一家―向田邦子シナリオ集〈5〉 (岩波現代文庫)

寺内貫太郎一家―向田邦子シナリオ集〈5〉 (岩波現代文庫)

作家
向田邦子
出版社
岩波書店
発売日
2009-08-18
ISBN
9784006021481
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寺内貫太郎一家―向田邦子シナリオ集〈5〉 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

おもしろすぎる! 伝説のドラマ『寺内貫太郎一家』を、結局は断片の印象でしか知らなかったことを思い知らされた。例えば、『寺貫』と言えば、卓袱台を挟んだケンカシーンやばあちゃんの「ジュリー!」絶叫シーンなどに代表される、どこかコントのような、バラエティのようなドラマというイメージがあって、それはひとえに久世光彦の演出のたまものであると思い込んでいたけれど、なんのなんの、そのギャグやナンセンスな展開は、すべて向田邦子のシナリオにあったのだという事実。それでいて、人情ものとしての泣かせのセリフもバッチリとある。

2010/01/05

ツキノ

DVDでドラマを観つつ、時間をかけて読む。実際の演技と読み比べしてみたりしておもしろかった。39話すべてが載っていないのがおしい!しかし息子はなににしても「オレいやだよ!」といい、娘は親の思惑通りにはいかない恋愛をし…家族にはいろんな事件がある。それにしてもきんばあさんが秀逸!ドラマはまだ全部観おわっていないので、つづきがたのしみ。

2012/01/01

昭和の父親強権一家ってこんなだったのか、と驚くことのほうが多い家族のさま。妻が殴られ息子が食ってかかり、年寄りが食卓を汚し、娘の結婚は簡単に許さない。乱暴な言い方をすればこうもなってしまうのに、寺内貫太郎一家はそんな一面の一方でとても温かいのだ。家族でない者が絡んでくることでそれが更に浮き彫りになるところがうまい。家族形態が大きく変容したいま、民俗学のサンプルを見るように感心してしまいながらも、所々感動して涙が滲んでくる。こんな家もちょっといいな、と。

2012/12/20

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