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現代語訳 竹取物語 伊勢物語 (岩波現代文庫)

現代語訳 竹取物語 伊勢物語 (岩波現代文庫)

現代語訳 竹取物語 伊勢物語 (岩波現代文庫)

作家
田辺聖子
出版社
岩波書店
発売日
2014-01-17
ISBN
9784006022341
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現代語訳 竹取物語 伊勢物語 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。昔古文で馴染んだ物語をこうしておせいさんのユーモアある訳文で読むとまた世界が広がりますね。

2018/04/15

Mijas

【古典を読む】田辺聖子さんの現代語訳は楽しい。『竹取物語』では、かぐや姫の「つんとした」キャラクターが際立ち、ユーモアを交えて「恥すて」「魂さかる」「あえなし」「たえがた」「かいがない」話を「わははははは」と語る。今までの竹取物語のイメージと違った。かぐや姫は天の羽衣を着せられた途端、人間の喜怒哀楽の感情や欲望が渦巻く「穢い人間世界」とあっさり決別する。原文は一部のみ掲載。カラーの図版があり、小林古径の描いた竹林や青い富士が印象に残った。『伊勢物語』も田辺さん訳による「男」の心情を和歌が味を効かせている。

2017/03/03

❁Lei❁

日本文学の源流二作を、田辺聖子の雅やかな現代語訳で。千年前の作品なのに、いま読んでも胸をぎゅっと締めつけられます。かぐや姫のいない世を嘆いて不死の妙薬を焼く帝に、姫を担いで逃避する業平。平安時代の男たちのイケメンぶりにクラクラします。お気に入りは業平の「月やあらぬ」の歌。去年と同じ月を見ても、恋しい人が隣にいないだけですべてが変わったように感じられる、と。ままならぬ恋をこんなにも情趣たっぷりに表現できるなんて、古典はやっぱり面白い。両作からは既に、現代の「エモ」に通じるものを見出すことができると思います。

2024/03/23

yuki

『から衣/きつつなれにし/つましあれば/はるばる来ぬる/たびをしぞ思ふ』—伊勢物語・都鳥

2015/02/10

bookshelf_yt07

日本最古の物語「竹取物語」と在原業平が主人公の「伊勢物語」の現代語訳。 竹取物語は、かぐや姫に求婚する5人の皇子が難題に挑む姿ってこんなにも滑稽だったのかと驚いた。一方、伊勢物語は業平の恋話だけでなく、男の友情や藤原氏への僻みもあり、イメージが覆った。高校の時に読んでいれば…。

2021/05/25

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