読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「赤毛のアン」の秘密 (岩波現代文庫)

「赤毛のアン」の秘密 (岩波現代文庫)

「赤毛のアン」の秘密 (岩波現代文庫)

作家
小倉千加子
出版社
岩波書店
発売日
2014-05-17
ISBN
9784006022389
amazonで購入する

「赤毛のアン」の秘密 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

きょ

立派な論文という感じ。モンゴメリが、決して幸せではない人生を送ったのは知っていたが、多方面からの分析は新鮮だった。彼女は自分の複雑な精神を持て余していたのだろう。意識していたかどうかはわからないが、時代背景的に、結婚し、家庭を営み、夫を助ける… そんなことは実は望んでいないのに…。彼女の複雑な葛藤が、アンに表されていたのか?アンを書き続けることは、自分の見たくないことと向き合うことだったのだろうか?とはいえ、アンや周囲の生き方言動は、私を飽きさせない。アンも作者も、やはりドラマチックだ。

2014/12/16

Gen Kato

何の気なしに読みはじめたら面白いの何の。同時に自分がどうして『アン』シリーズにハマれなかったか(ファンだった友人はいたが)もよく理解できた。第一作目の後半あたりからアンって「主役だけいい子」傾向が濃厚で個人的にどうしても抵抗があったんだよね。作者の価値観の「限界」がいまだこの国に生きる女たちに共通しているあたりがつらい。

2016/11/08

妖湖

モンゴメリの結婚生活が幸福なものではないとは知っていたが、ここまで壮絶な生涯を送り、最後は自殺だなんて知らなかった。絶えず二つに引き裂かれていたモンゴメリ。もう少し後に生まれてきたら、もっと素直に自分を受け入れられたのだろうか。こういう見方もあるのかと思うところもあったが、深読みすぎるだろうというところもあった。

2014/06/19

penguin

図書館。齋藤美奈子著『挑発する少女小説』経由で手に取った一冊。 『赤毛のアン』が何故日本の女性にこれほどまでに広く深く受け入れられたのかを、L.M.モンゴメリーの生涯と出版当時のカナダの社会背景を基に読み解いていく。女性が無意識に抱えざるを得ない社会規範と内面の二重性については、流石小倉千加子さんらしい分析で、非常に説得力がありました。そして、マシュウについての分析もなるほどなぁ…と。 ただ、マリラについての分析がほとんどなかったことが物足りなくあり。

2021/10/10

きゃる

なかなか壮絶な内容だった。赤毛のアンのほんわかさのままで、読み始めたら、意外な内容。作者があまり幸せでなかったこと、だからアンに託したこと。同時代のヴァージニアウルフとの比較。カナダの歴史や宗教観。いろいろと意外だった。それを踏まえてアンを読み直してもいいかもしれない。

2014/12/07

感想・レビューをもっと見る