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桜の森の満開の下 (岩波現代文庫)

桜の森の満開の下 (岩波現代文庫)

桜の森の満開の下 (岩波現代文庫)

作家
坂口安吾
近藤ようこ
出版社
岩波書店
発売日
2017-10-18
ISBN
9784006022945
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桜の森の満開の下 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

近藤よう子さんの坂口安吾シリーズ2作のうちのひとつです。小説よりも登場人物たちがあまり怖い感じはしません。かえってそのためにぶきみさの印象は残るような気がしました。さくらの花びらが舞い散るさまや最後の鬼が出てくるさまはさすがです。

2018/08/15

ケンイチミズバ

怪談です。山賊を生業とし欲しいものは殺して奪う、自分がしていることには罪悪感も恐れもないのに孤独や得たいの知れない迷いや不安には恐れをなす。人の非道な生き方の矛盾をついています。だがしかし、男は純粋に生きており、山奥で独りでなく都で人と多くの関わりを持ちながら生きていれば当たり前に道徳を身に付け例えば働いて欲しいものは手に入れることをしたでしょう。美しい女が厄介なだけになり、自分の欲を満たすどころか恐ろしい存在になります。空が落ちて来て空しい毎日が終わればいいのにと願ったりするのは文学的で惹きつけられた。

2019/08/13

赤木ファイルはよ見せんか!アホか!寺か!

坂口安吾の小説を近藤ようこが漫画化。同時発売の『夜長姫と耳男』が素晴らしかったので、こちらも読みたくなった。面白かったのだが、『夜長姫と耳男』は読んでいて「これは自分の事だ。この中に私がいる」と、共感を以て読んだのであるが、こちらの方は共感はしなかった。こちらから読みとれるものは今の私と関係のないものに感じた。ただ、私が『夜長姫』で泣いた様に、この漫画で泣いてしまう人がいるだろうと思う。いつかまた違う気分の時に再読したい。その時に泣くのは怖いが、きっとこの物語は悩みも悲しみも昇華してくれるだろう。

2017/12/02

Vakira

近藤ようこさんの「夜長姫と耳男」と一緒に購入。「夜長姫」が凄くMy琴線に響いたので連続して読む。なにこれ これも凄い。これもファム・ファタールだ。旅人を襲って暮らしていた鈴鹿峠の山賊。ある日の夫婦の旅人を襲い連れの美女を女房にしたことで山賊の生活が狂いだす。なんたってこの美女、山賊に生首を要求する。それも都でだ。山賊の狩ってきた生首で人形遊び。もうホラーの世界。「夜長姫」に劣らずの狂気の強烈さ。淡々と描いているようこさん凄い。近藤ようこさんもっと読みたい。そして原作 坂口安吾さんも読んでみたくなった。

2020/11/02

akihiko810/アカウント移行中

近藤ようこが坂口安吾原作作品を漫画化。鈴鹿の山に暮らす山賊の話。7.5/10点  原作は未読なのだが、こういう話なのか。今までなんとなく、桜の下に死体を埋める話なのかと思っていた。 満開の桜は人を狂気に陥れる、という発想が妖しくて面白い。そしてその狂気は、人の内なる欲望と孤独なのだ。

2020/12/31

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