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夢十夜 (岩波現代文庫)

夢十夜 (岩波現代文庫)

夢十夜 (岩波現代文庫)

作家
近藤ようこ
夏目漱石
出版社
岩波書店
発売日
2020-01-18
ISBN
9784006023157
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夢十夜 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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ケンイチミズバ

罪を背負って心の淵を彷徨い生きる男の話。どんな罪を犯したのかはっきりとはわからないが、酷いことをしたには違いない。人間は小さな罪なら日常的に消し去る。しかし人間は小さな罪でも必ず心に引っかかり後悔がある。罪は犯した時点で逃れられないし、償っても元には戻せないのか。先に読んだ「さいはての家」の年齢が離れた若い女との不倫の逃避行からそろそろ元に戻ろうと思い始めたダメ男が読んでいた漱石作品です。偶然にも勿論知らずに一緒に購入したのは何かの暗示でしょうね。十篇の夢の話。私も見るのは怖い夢か意味不明な夢が多いです。

2020/06/08

kaoru

漱石の『夢十夜』を近藤ようこが漫画化。幻想的かつ構成の堅牢な原作をどのように生かすかと思ったが、彼女の静寂な画風がよく馴染んでいる。哀しくも美しい『第一夜』、得体の知れない鬱屈と煩悶に満ちた『第二夜』、根源的な罪悪感を扱ったかに思える『第三夜』、留学時の不安を想起させる『第七夜』。あとがきで近藤氏は「漫画化するのは自分の欲望のためであり、読者にはまず原作の小説を読んで欲しい」と書いているが、小説を多く漫画化している彼女はやはり漱石の原作に惹きつけられたのだろう。登場する漱石らしき人物がおっとりした感じ⇒

2021/04/11

Vakira

原作は漱石さんの「夢十夜」。元祖ショートショート。「こんな夢を見た」で始まる。スピルバーグ提供映画、黒澤明の「夢」の冒頭の言葉はここから来たのか。30年前の映画が蘇った。しかしストーリーは全然違った。黒澤明の映像は兎に角綺麗で感動した思い出。当時はビデオを買ってしまった程。漱石さんのは身近な夢。素敵な映像は浮かばなかった。しかし,近藤ようこさん、いい絵です。コマ割りといい、金之助さんの表情といい、当時の街の風景といい、これなら漱石の夢とマッチング。漱石さんには申し訳ないですが小説よりも漫画で琴線響きました

2020/07/08

しゅてふぁん

色んなバージョンを見かけるたびに手に取ってしまう『夢十夜』。今回は漫画。絵で読むとイメージが固定されてしまうものだけど、この作品は全くそんなことはない。読み始めると夢の世界を彷徨っているような不思議な感覚になるのは文字で読むのと大差ない。あぁ、やっぱり好きだわ。

2020/08/28

猫丸

絵になると「この人はそう見たか」という感じ方の違いがはっきりする。みんなが自分のイメージをヴィジュアル化する能力を持っていれば比較検討できて面白いと思うが、いかんせん僕などのように描画能力を欠く人間はそれもかなわない。

2020/03/26

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