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物語とふしぎ (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 3)

物語とふしぎ (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 3)

物語とふしぎ (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 3)

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2013-10-17
ISBN
9784006032562
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物語とふしぎ (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 3) / 感想・レビュー

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たびねこ

「ふしぎ」をキーワードに海外の児童文学を紹介している。「不思議の国のアリス」のうさぎの穴、「トムは真夜中の庭で」の裏庭のドア。穴もドアも「日常の世界」と「異質の(ふしぎの)世界」とを結ぶ「通路」の役割を果たす。「通路」の先にあるふしぎの世界は非現実なのではなく、心の奥底を反映した現実そのもの(内的現実)だと、心理療法に携わる河合隼雄の世界が展開されていく。世界は一定でなく、じつに多様な解釈が成り立つ。現実にがんじがらめになっている人をときほぐす物語の力にあらためて気づかされる。

2014/09/18

日々珠

渦巻く気持ちを名付けられない時に読んだ。切実さを分かってくれる、作者と自分以外の、解説者という存在にほっとする。隅々まで信頼できる。しかし今の自分には児童文学のたとえだと、伝えたい人に伝わらないのだ。申し訳ないが別の本を探すべき時がきた、と本を棚に戻す。私個人の宝の部屋を後にした気分。次はどこへ行くべきか。

2014/02/01

ノリピー

「物語」はただの絵空事に過ぎないのか?けっしてそうではないことを、著者である河合隼雄氏は教えてくれる。幼い子供の発する純粋で素朴な疑問。しかし、素朴であるがゆえにその疑問に納得のいくような説明をできる大人が世間にどれほどいようか?あるいはそれを鼻で笑われる方もいるのだろう。しかし子供の発する疑問は我々が生きる上で忘れてはならないものであるのだ。哀しいかなそれらを大人たちは簡単に軽視しがちだ。その答えを頭の固い大人たちに変わって教えてくれるもの。それが「物語」なのだ。

2013/12/08

いちたろう

主に児童文学を自然、人物、場所、時間といった視点から解釈している。内世界と物語との深い関わりを実感させられた。すばらしかった。

2017/08/10

マル

本書は河合隼雄さんが面白いと感じた児童文学書を題材にして、子どもがどのようなことを体験しながら成長するのかをまとめたものです。その中には自分も昔読んだものも入っており、改めて新しい角度からそれらの本を見直すことができました。児童文学という枠に入れられているため、それらは子どもが読むものだと大人は思っている。しかし、子ども達とともに大人もそれらを読むことで、かつて大人たちも経験し感じたものを思い出すことができると河合さんは仰います。自分は本書よりも、河合さんのもう少し学術的な本の方が好きだなと気づきました。

2015/08/27

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