読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

子どもと悪 (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 4)

子どもと悪 (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 4)

子どもと悪 (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 4)

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2013-12-17
ISBN
9784006032579
amazonで購入する

子どもと悪 (岩波現代文庫〈子どもとファンタジー〉コレクション 4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ケイ

シオランの言葉「善良なるものは創造しない、それは想像力を欠いている」を例に、子供が学校で従わない場合それは悪と見なされるとする。教師や親が悪を排除することで「よい子」と作ろうと焦ると結局は大きい悪を招き寄せることになる。残酷な話をしたからといって子供は残酷にはならないが、しなければ子供自ら残酷な話を作り出す。大人は先回りすると子供の非行を生む。しかし、子供の悪に対しては厳しく叱責し、その後に関係の回復を図ろうと大人がすることが子供の将来に大きい意味を持つ。子育て世代に何らかの指南を与えてくれるだろう。

2014/05/26

gami

いつぞやのマツコと有吉のトークで、「猿岩石時代の『いい人』キャラがしんどかった。自分にないもん、そんな感動」「悪口が得意ならそれでやってきゃいいの」と語り合うのを、妙に感心して聴いていた。人の心は七色だ。ひょっとしてあの人の善良さは、人を殺すほど破壊的で冷酷でもあり、既存の常識や集団圧力を乗り越え、たくさんの人を生かすほどの変革を起こす創造力を犠牲にしたからあるのかもしれない。人同士が生きるには対話やルールは必要だが、それで漉されて残った自分のみに全生命を預けるならば、その人は大変弱くなると確信している。

2016/01/09

マル

子どもは大人が一般的に“悪”としているものを通して成長していくと河合さんは仰っています。大人は子どもの悪事の表面だけを捉えて怒るのではなく、その行為の奥で蠢いているものにもっと注意を向けなければいけないとも書いています。確かに自分の子ども時代を振り返っても、ただ頭ごなしに怒られた時は逆に反発心が強くなるだけで、何も分かってないくせにと思うことが多かったと記憶しています。河合隼雄さんは多くの不登校児や非行少年たちのカウンセリングを行ってきた経験を出来るだけ分かりやすく語ってくれています。

2015/08/16

ゆうこ

子どもから悪を遠ざけるのではなく、善も悪も提示したうえで自分で判断できる力を養う。言いたいことは小林よしのりと同じだな。「大人は子どもの想像力を育てようとするならば、善悪の判断について即断せず、その相対化に耐えてゆく強さをもつことが必要」。肝に銘じます。

2014/11/15

りんふぁ

悪の基準を明確にできる大人が減ってるから、わからない子どもが増えているんじゃないかな。って思った。

2014/05/15

感想・レビューをもっと見る