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戦下のレシピ――太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫)

戦下のレシピ――太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫)

戦下のレシピ――太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫)

作家
斎藤美奈子
出版社
岩波書店
発売日
2015-07-16
ISBN
9784006032913
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戦下のレシピ――太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

あまり悲壮感はない。それゆえに戦中から戦後にかけて忍び寄ってくる飢えの苦しみと、著者の当時の軍部への静かな怒りが際立っている。ずいぶん前から参考にしたくて復刊を待っていた本なので、文庫化はありがたかった。

2015/11/23

mm

大正期には200以上の婦人雑誌があったとか。戦中も廃刊にならず生き残ったベスト3主婦之友、婦人倶楽部、婦人の友の記事、料理レシピから戦争下の食を考察する。南方戦線壊滅で、物資に困窮する様になると、レシピから何が何もんめとか、何勺とかいう記述が消えて、とにかくあるものをあるだけという感じになるのがリアルだ。選択の余地なし。工夫次第で満腹感のある健康的な食卓が作れると読者を鼓舞する。今でも同じかな?工夫次第で、心構えで、もっと痩せられる、貯められる、オシャレになれる、捨てられると鼓舞されてる様な気がする。

2015/11/25

びっぐすとん

再読。主に婦人雑誌から見る戦前から戦中、戦後の食事について。料理は愛情!的なイメージは婦人雑誌が読者層向けに作ったイメージで、主婦なる存在も明治以降のもの。それ以前は庶民の食事はごく単純なもので調理というレベルじゃない。戦前は私ですら食べたことのないハイカラな料理を紹介していた雑誌も戦局の悪化と共にサバイバル料理に。魚ならなんでもいいとか、分量はなし、手に入ったもので、みたいになる。レシピ考案者は自分で試食したのか?と疑うような料理も。同じ草を食べるでも、奈良時代は元々食用としていたから立派な食材だが、

2020/05/30

北本 亜嵐

昭和初期、都会と農村では「食」についての格差があったという。モダンな食文化に対しての「かて飯」。やがて、戦争末期になると「逆転現象」が起きる過程を当時の婦人雑誌のレシピを用い、丁寧に解説している。今でも使えそうな物もふれば、これは…というものあり。「戦下の食卓」を知ることが出来る資料としても読める本でした。

2015/11/04

びっぐすとん

図書館本。これはかなり考えさせられる内容。飽食の時代と言われる一方、人口増加や環境変化で将来的には食糧不足が懸念されている現在、日本人は70年前草の根まで食べ、主婦雑誌に昆虫の食べ方が載るような生活をしていたことを知るべきだ。今で言えば家畜の配合飼料や鳥の餌みたいなもので、これは料理じゃない。国会議事堂の前庭が畑になってる。当時の政府、軍部は何から何まで考えが甘い。銅像溶かして大砲作って、雑草や昆虫食べてる国が戦争に勝てるわけがない。祖父は冬瓜が大嫌いだった。恐らく貧しい時代にイヤという程食べたのだろう。

2018/11/08

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