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食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵 (岩波現代文庫)

食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵 (岩波現代文庫)

食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵 (岩波現代文庫)

作家
魚柄仁之助
出版社
岩波書店
発売日
2015-08-18
ISBN
9784006032920
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食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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まこ

対面で実際に触れて食材を買う。保存方法を工夫して隅々まで利用する。生活が向上しても食材との当たり前の付き合いを続けていたのに、今では作りやすいを理由に食材を雑に扱ってないだろうか。

2022/04/07

こむぎ

評論文のような固い文体ではなく、筆者本人の話をそのまま文字にしたような文体で読みやすかった。でも、「できたです」みたいな明らかにおかしい日本語が使われてたのは少し苦手。大正・昭和時代に人々がどのように食材を保存し、調理し、食べていたのかが書かれていた。昔のお釜の絵とか、レシピとか資料があって面白かった。印象に残ったのは、マヨネーズや納豆、ソーセージなど今じゃ買うのが普通だと思うものを普通に作っていたこと。食の安全は自分で作ることで守られていたんだなと思った。

2016/06/30

ゆえに

課題で読みました。出来合いのおにぎりの米を水につけると油が浮く、しかもなんの油かわからない。という文章が印象的だった。わかっていたことだが、活字にして改めて読むとゾッとする。

2016/01/22

ベル

【食⑮】最終章前半が本書の概略になります。文明開化で西洋料理に触れられたのは一部のセレブのみ。庶民の食事は江戸時代と変わらず。変化の兆しは日清/日露戦争後。様々な食材・食習慣が持ち込まれる。庶民の食卓が変化するのは昭和10年代。ガスが普及し、婦人雑誌にレシピが紹介され始める。こんな感じです。で、本書のウリは、この婦人雑誌に掲載された資料の数々。これは楽しい。P12〜P13の大根の数々は圧巻ですし、P51にはアスベスト製の鍋が!他にも興味深い資料が目白押しです。肩肘張らず楽しめる良書でした。温故知新!

2015/10/15

Pio

偶々2台あった大小の冷蔵庫が前後して壊れてしまったのもあり、「電気」の節約も兼ね、「食」の見直しの過程で出会った本。いろいろ試してみたいもんである。

2016/08/13

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