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栞と紙魚子と青い馬 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

栞と紙魚子と青い馬 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

栞と紙魚子と青い馬 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

作家
諸星大二郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2007-10-01
ISBN
9784022130594
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栞と紙魚子と青い馬 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) / 感想・レビュー

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夜間飛行

究極の人肉料理が載っている『陳氏菜経』の完全版と包丁を手に、迫ってくる幽霊。化け物のレストランで自分の肉を食べているおばさん。この辺り聊斎志異にありそうな話だ。どうやらここでの怪異は無限増殖するらしい。段一知先生とクトルーちゃん、ヨグ、ムルムル、子供を口の中に隠す母親たち、見る人が最も恐れる形に変わる赤ん坊と、そのベビーカーを押す怪物めいた女。怪異がごちゃ混ぜになっている。最後に栞と紙魚子が迷い込んだラビリンスでは、バベルの図書館の書棚が崩れて現実に戻る…と同時にこの本も終わる。奇妙な仕掛けが満載だった。

2022/02/24

Kouro-hou

全方位天然ボケの栞としっかりものだけどガメつい紙魚子の女子高生コンビの一話完結式ゆるホラーシリーズ2冊目。一応少女向け漫画らしいw 基本的にはゆるいんだけど、妖怪ハンター的ハードな展開の話があったりも。今回から登場のムルムルは異界からドサクサにまぎれてやってきた人面の小型動物。結構いい勢いで増えるのだが「犬猫に簡単に狩られる」(佃煮にすると美味しいらしい)と町の人は気にしていない。単体イラスト(表紙に出てる小さいヤツ)を見るとキモいのだが、作中で見ると可愛らしくみえるのが困るw

2014/07/26

ポテンヒット

栞と紙魚子シリーズその2。段一知先生ファミリーが面白い。栞も仕方ないなぁという感じで段先生のジョークに付き合っている所が良い。クトルーちゃんは、幽霊も逃げ出す程のパワーで無敵だな。段先生と奥様の馴れ初めを知りたい。やっぱり外国で出会ったのかな…。幽霊に殺されかけたり、妖怪に追いかけられたり今回も栞と紙魚子は何かと大変だけど、現実のニュースよりはよっぽど牧歌的に思える。

2022/03/17

米川青馬

読了。青馬という名前の者として、もっと早く読むべきでした。ギャグ度が一層増している。栞と紙魚子シリーズを通じて、登場人物全員が怪奇にあまり驚かないのが面白い。栞と紙魚子はともかく、ムルムルが街に溢れても誰もちっとも驚く様子もない。それが好き。こういう街があったらいいと思う。

2011/10/28

aof

諸星大二郎初心者!!と言ったら、これ読めばいいとお勧めしてもらった。おもしろーい。怪異だけどなんか平和w 顔の大きい女性はなんか好き。ぞわっとするけど、悪気がないとこがいい。 話としては鳥居の話がよかったな。たまごっちくれぃ!って集めてくれるのも笑けたけど、最後はやっぱりそうなるよねというぞわぞわ感が好き。

2022/11/19

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