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ベル デアボリカ 4 (あさひコミックス)

ベル デアボリカ 4 (あさひコミックス)

ベル デアボリカ 4 (あさひコミックス)

作家
坂田靖子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2012-09-07
ISBN
9784022141019
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ベル デアボリカ 4 (あさひコミックス) / 感想・レビュー

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鱒子

kindle。本書の感想が書けなくて困りました。うーんうーんと悩み、何度も何度も読み返し、それでも書けず。1つ言えるのは、坂田靖子さんの大傑作であるということです!これだけはキッパリ言えます!!

2019/02/08

ねこさん

人が他者に関与しようと欲する動機のほとんどは、ほとんど自覚のない屈辱の経験に対する復讐とか、代償行動と言ってよいものではないか。つまり自分が誰かにとっての他者となっている時には、彼(女)の物語における主体を受容することが課せられている。許容に境界があるとすれば、それは結局、利害得失に依っている。他者のその表出を肯うこと、無条件に承認することは人を内面から忍耐強くし、成熟に導いてくれる。女性化したヴァルカナルがエゴを残して無力化するのも、おそらくはその美しさを失う前に死を迎えたのも、予定調和のように見えた。

2020/07/18

ブラックティー

作者さんには珍しい長編シリアスファンタジーもついに完結。結局「美しき魔物」は自身の拠り所としていた魔力を失う代わりに愛を得るわけですね。人間を愛したために力を失う異世界の住人という構図はすごく古典的なのですが、この作品世界にはぴたりとはまりました。しかもこのパターンのお話は悲劇で終わることが多い気がするので、こちらのエンディングにはホッとしました。展開が急で物足りなく感じられるところもあったので、また番外編でもいいのでこの世界の物語を描いてもらいたいと思います。

2012/10/07

小町

なんだか切なくなってしまうラストだったー。エピローグはホロリ。欲しくて得た魔法ではないけれど、それによって生かされていたヴァルカナルにとって、ツヴァスと引き換えに失うのは、幸せだったのか不幸だったのか・・・。でも幸せだったのでしょう。

2012/09/11

ユキモリ

これまでのヴァルカナルの台詞からいろいろ悲劇的な結末を予想していただけに、こうくるかのラストで驚いたり嬉しかったり。坂田さんの絵と話は余白があるのでいつまでも余韻が残る。ヴァルカナルはツヴァスとのその後もあの性格で思い切り楽しんだと想像させてもらっています。碑の銘に涙。

2012/09/09

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