朱黒の仁 弐 (Nemuki+コミックス)
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朱黒の仁 弐 (Nemuki+コミックス) / 感想・レビュー
ちゃりんこママ
戦国時代はチト苦手なんですけど、セリフ回しが良く舞台劇を観るように面白く読めます。個人的におさげ髪の老獪爺さん家康と忍びの禰津さんが好き。「されど真田は弓矢の家の者」…此処、グッときました。
2016/02/05
ごま
やっと出た2巻。真田幸村の死に様を描きたいという気持ちがひしひしと伝わってくる。戦シーンが始まればシリアスな場面が増え、さぞ読むのが辛くなるだろう…と思いきや良い意味で裏切られた。ほのぼのシーンをちょいちょい挟んでくれてホッとする。そして何より禰津甚八が幸村の息子に語った言葉が私の悲壮を拭ってくれた。そうか、死にも策略。さすが。最後まで見届けます。
2014/07/07
またおやぢ
正直に生きて、正直に死んでいくことこそが、武士の本懐であり、且つ人の一生として幸せな事なのかもしれない...と考えさせられるシリーズ第2巻。後藤又兵衛の生き様に心奪われる一冊。
2016/08/20
七
こんなに読み終わりたくない!と思っているのにあっという間に一気読みしてしまうのは、作者の技量でしょうね。圧倒されます…。「生きよ」と弟に託したはずのものが、自分の手元に戻ってきてしまう信之の思いが切なかった。死んだら何もできない。それでも、死んでもなお生者に語られるような死に様を。どうしてわざわざ死を選ぶんだろうと思っていても、その願いは誇り高く胸を打つ。それは、彼らの偽らない信念だからなんだろう。それでも、ああ、終わってほしくないなあ…。
2016/02/27
みかん@道北民
実は歴史はさっぱりなのでよくわからないところも多々あるので、つい牢人衆のビジュアルにときめいておりました。又兵衛渋くて素敵ですね~。死に様かぁ~。この当時の人達、特に武士の死生観とか、フニャフニャの私にはすごすぎてついていけないところもあるのですが(見ている分にはかっこいい)現代にこの精神の強さがある人達がたくさんいるならば、世界と渡り合っていけるのでしょうか。
2014/11/01
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