KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

コーラル5──手のひらの海── (Nemuki+コミックス)

コーラル5──手のひらの海── (Nemuki+コミックス)

コーラル5──手のひらの海── (Nemuki+コミックス)

作家
TONO
出版社
朝日新聞出版
発売日
2014-12-05
ISBN
9784022141675
amazonで購入する Kindle版を購入する

コーラル5──手のひらの海── (Nemuki+コミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

harutamano

名作や…読み終えて副題の「手のひらの海」がしみてくる。名作や…

2021/11/22

みやしん

些細な事故で精神の均衡が崩れ「娘の父親は夫ではない」と言い残し失踪した母親。結果全ての虚言は晴れるのだが、近所・親戚に染み付いた誤解は易々とは取れないだろうに。何年も母親がいない状態だったのに、残された子供達が逞しく育ってはくれたのだが、やはり娘はどこか家庭の空洞を感じてしまう。そして思わず母親を庇う行動を取る。焦らない父親の余裕が影響したのだろう。何度も読み返したが、空想と現実がどうリンクするのか難解だった。母親が戻り新しい家族も増える平穏に充たされたなら、少女は新しい物語を紡ぐのだろうか。

相楽(twitter:sagara1)

人がどのように「物語」を必要とし、語り、寄り添い、時に侵食され呑み込まれ、行きて帰るか。「物語」の力、魅力、恐ろしさ……それらをこれほどにまで見事に描ききった作品は世に得難い宝と思う。ファンタジー漫画の傑作中の傑作。 例えばジェンダーというのも往々にして、人を貪欲に飲み込み苛み傷つける「物語」であったりする。珊瑚が内にも外にも問いかけることすら恐れた作中最大の謎がこのような形のものであったことも、とても納得のいくものだと思える。

2014/12/25

こばん

完結巻。珊瑚ちゃんの空想の中にあった人魚の世界は、珊瑚ちゃんの現実が平穏を取り戻すことで、おしまい。手のひらの上で描かれた海から、本物の海を目の前にするラストが象徴的でした。人魚はみんなチャーミング! ショートカットのカンナちゃんが最後の巻でたくさん出てきてうれしい♪

2015/01/25

えびちり

父親、祖父母の包容力がすごすぎてもう、感動というよりも唖然というレベル。というか、自分の息子をある意味バカにされているも同然じゃないか祖父母!と思いつつ、それを受け入れられるのが家族なんだろうか。正直、母親の感情がわからなくはないけれど、家族にとってはどうなんだよともやもやとするので、完璧なハッピーエンドはどうなんだとちょっと首を捻る部分も。海の物語もきれいに納まって、ほっとしました。

2017/06/09

感想・レビューをもっと見る