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生きるなんて

生きるなんて

生きるなんて

作家
丸山健二
出版社
朝日新聞社
発売日
2005-10-13
ISBN
9784022500236
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生きるなんて / 感想・レビュー

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kubottar

親から離れて自立しろってのは今の時代とそぐわないと思う。今は非正規が当たり前だから明治時代のような大家族化に戻るべき。だからといって親に依存しろというわけではなく、家族全員が大黒柱を目指すべきかと。

2016/12/24

ハパナ

生きるから始まり、死ぬで終わるエッセイです。間に時間、才能、学校、仕事、親、友人、戦争、不安、健康と続きます。一貫的に自立を主眼にして書かれていますが、テーマ毎に著者の考える内容の正否を言いたいのでは無いのではないか。自分の言葉で語れる様に例題として自分の考えを述べ、読者それぞれに完結した考え方への思索を促しているように思える。何事にも哲学が必要であり、またそれは自分で考え持つものである。著者の伝えたいことは、そこにあるのではないかと思いました。宗教とはある種、哲学の外注とも言えそうですね。

2017/06/07

かりんとー

学生向きの本だが、読書耐性のない者にはやや毒かと。 正しく生きるために洗脳を解く、というのがこの本の趣旨だと思う。 でもこの本自体が一種の洗脳に近い。 「親から離れろ」とか「会社で働く時間は無意味だ」みたいな刺激的な言葉が 並ぶ。もし私が大学時代にこの本を読んでその通りに行動したら、 それはそれで大変なことになっただろうなー。

2016/10/02

いっち

言葉がナイフのように刺さるとは、まさしくこのことだと染み入る作品。生や死、学校や仕事、親や友達について、目を逸らしてた物事を、無意識に避けていた概念を、見せつけられる。安定を望む人は読まない方がいい。「生きる意味など、用意されていません。誰のためにもそんなものはないのです。意味無しでも存在できるのが存在というものなのです。」読んでよかったのかなあ...。

2015/02/22

まつおか

作者の断定的筆致に違和感を終始覚え、100頁あたりでもう得るものはなさそうだと見切りをつけた、そんな一冊。例えば、この本に賛同、賞賛する。それはこの著述家に喰われていることに他ならない。にも関わらず作者は断定的筆致で、世に喰われる勿れと説く矛盾…。そしてなぜ作者は読者を不毛なニートと一方的に決め付けているのだろうかと、それは笑った。今時、ちょっと無いくらい偏見の塊でバランスを欠いた内容だが、ある一文にインスピレーションを受けて、思想(思考)が生まれたから、得るものは結果、あったと自白する。

2016/07/21

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