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梅原猛の授業仏になろう

梅原猛の授業仏になろう

梅原猛の授業仏になろう

作家
梅原猛
出版社
朝日新聞出版
発売日
2006-03-01
ISBN
9784022500960
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梅原猛の授業仏になろう / 感想・レビュー

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MIHOLO

思えば小学生の頃担任の先生はお坊さんでもあったな。お寺に遊びに行った事もあったけど、我が家自体は神道なので、宗派もお経も知らずに育ったから、この本読んで新鮮だった。宗教でも胡散臭いものもあったりもするから腰が引ける部分もあるけど、ちゃんとした?宗教が道徳に繋がるのはわかる気がする。特に今の日本に足りないから。梅原猛氏は初読みだけど、読みやすかった。他のシリーズも読んでみたい。

2017/10/22

Tomoichi

カルチャーセンターでの講座をまとめたものなので、多少の繰り返しが気になるが、仏教の考え方の基本をわかりやすく解説。時事的な発言もあるが正直それいらないって感じです。肩を張らず読める仏教入門です。

2015/11/28

Yoshihiro Yamamoto

A+ 何年も「積ん読」状態だったが、読んでよかった。「日本人の道徳心は多分に仏教によって養われてきたが、明治以後、僧職にある人が道徳を説かなくなり、仏教は日本人の精神を道徳化する役割を失った」という氏の危機感が伝わる。十善戒(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不けん貪・不瞋恚・不邪見)、六波羅蜜(持戒・禅定・智慧・布施・精進・忍辱)、四弘誓願(衆生無辺誓願度・煩悩無数誓願断・法門無尽誓願学・仏道無上誓願成)。十善戒と六波羅蜜を守り、四弘誓願を自分の願いとして生れたら、仏になれる…か。

2016/06/26

紫暗

タイトルは衝撃的といえばまぁ衝撃的かもしれませんが、要は仏教という教えは最終的に仏になることを目指している宗教なので、みんなで目指しましょうというような話が書いてあります。もちろん、仏になるためには様々な努力が必要なわけで、その辺も詳しく説明されています。どうして今の日本の仏教がこんな形になったのか、仏教とは本来、どんな教えであったのか、仏教が日本にもたらした道徳とは?日頃からかすかに疑問だった問題に答えをもらえた一冊でした。

2011/08/01

ユウ

個人的には、日本人の精神文化の根底に根付くのは、儒教的道徳やハレ・ケの精神だと思っていたが、本書を読むと、それは仏教道徳に他ならないのかもしれないと感じさせられる。仏教はいずれの宗派にせよ「成仏」を1つの理念としており、誰しも「仏になれる」と考える。これは大きく他宗教と異なる点であって、日本人の美しい国民性に繋がっているのではないか。

2019/02/09

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