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真夜中の運動会

真夜中の運動会

真夜中の運動会

作家
池永陽
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-07-04
ISBN
9784022503084
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真夜中の運動会 / 感想・レビュー

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くろにゃんこ

初読みの作家さんです。高3の靖、痴呆の祖父、単身赴任の父、協力的でない母としっかりした靖の彼女。痴呆の進むおじいちゃんの想いが切ないです。頼りない靖の介護への取り組みは素晴らしい。時々、突拍子もないような展開も出てくるがいいお話でした。そして何度も出てきた”ポテトフライとドリンクバー”を今度試すぞと心に誓った(笑)

2017/03/25

ゆみねこ

成績も見た目もぱっとしない高3の布施靖。彼女には頭が上がらず、家庭では祖父の認知症・父のリストラ・母の不倫と受験勉強どころではない日々。イマドキ、こんなにお祖父ちゃんの介護を頑張る子がいたら珍しいかな?彼女玲子の気の強さ、そのわけに納得のラスト。

2013/11/08

なつ

介護、恋愛のもつれ、不倫、単身赴任。色んな問題が提起されているにも関わらず、どの問題も丁度いいくらいの位置付けと重みで、読みやすかった。靖の行動もわからなくはないけど踏ん張れよって思ったし、母の行動もわかるような気はするけどあちゃーと思った。それでも父の取った行動(言葉)は単純に凄いなと思った。なにはともあれ、突っ込みどころはあるにしても、丸く収まって良かった。ちょっとじんわり。

2015/05/27

zanta

池永氏四冊目で初めて続けてこの方の本を読んでみたくなった。介護の問題、恋愛の問題。家族の問題。どれも重いけど、混ぜて描いているので、深刻になりすぎずいいと思う。最後のお父さんのセリフが良かったな。私は大雑把な性格で、きちんとした人に厭われると思うが、初めて肯定してくれる本に会ったぞ。

2014/04/29

かぎしっぽ

うーん、長い。同じような場面が何度も繰り返され、無駄に長い印象。謎や問題もひっぱってひっぱってあっさり解決パターンでちょっと飽きた。男は過去の女をいつまでも忘れられず、女のほうが割りきっちゃえばサッパリというのはまあそうなんだろうね。主人公はちょっとなー。「俺は玲子がそんなことをしたら許さないからな。」お前が言うな。

2013/05/30

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