KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

大好きな本 川上弘美書評集

大好きな本 川上弘美書評集

大好きな本 川上弘美書評集

作家
川上弘美
出版社
朝日新聞社
発売日
2007-09-07
ISBN
9784022503237
amazonで購入する

大好きな本 川上弘美書評集 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

*asami*

10年分の書評や解説などをまとめた本作。「すごく面白かったからぜひ読んでみて!」という純真な気持ちが十分伝わる一方、感性豊かで独特な視点に「川上弘美の脳内どうなってるんだ!」と覗いてみたくなった。自分が読者としてまだまだ未熟者だと痛感する。

2015/06/06

ぐうぐう

作家になるということは、もはや純粋な読者であった自分との決別を意味しているものだ。しかし、川上弘美のこの書評集を読んでいると、本というものに対して、とても素直な姿勢で向き合い、そして感じたことを素直な言葉で綴っていることに驚かされる。書評というよりかは、まるで川上弘美のエッセイを読んでいるかのようなのだ。それでいて、ここには書き手としての視点もきちんと存在している。これは奇跡的なことだ。俺もこういう素直な姿勢で本に向かい、素直な言葉で感想を語ってみたいと思った。憧れの書評集だ。

2009/03/21

miroku

何か面白そうな本はないものかいな♪

2013/04/08

りつこ

これがまた素晴らしい書評の本。作家の書く文章というのは本当に質が違うんだな、としみじみ思った。書評だけれどまるで小説を読んでいるよう。 本の表面をなぞるのではなくその奥にうっすら見えるものを選び抜かれた言葉で丁寧に書いてあってうっとり…。紹介された中には明らかに自分が苦手として避けてきたものもあるのだが、川上さんの言葉を頼りに読んでみようか、という気持ちになった。

2012/01/06

Cinejazz

芥川賞作家の川上弘美さんによる書評集(新聞等掲載の115篇・文庫本、全集の解説文30篇)です。真摯な姿勢が窺える著者あとがきに、「自分の書評のつたなさに驚いた。取り上げた本を読んでいない読者の方に、ほとんど分からないようなことを平気で書いていることにも驚いた。・・・書評を行う時も、文庫本の解説をお引き受けする時も、心に決めていることがある。できうる限り、その作者の他の著書をあわせて読んでみて、そのうえで書評する、ということだ。・・・知って、好きになって、とてもいいと思うから、書評したくなるのだ」と。

2021/10/19

感想・レビューをもっと見る