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自伝 じょうちゃん

自伝 じょうちゃん

自伝 じょうちゃん

作家
松谷みよ子
出版社
朝日新聞社
発売日
2007-11-07
ISBN
9784022503534
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自伝 じょうちゃん / 感想・レビュー

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みっこ

先日亡くなられた松谷みよ子さんの自伝。小さい頃『モモちゃんシリーズ』が好きでした。可愛らしく楽しい児童書である反面、特に後半でどうしても理解できない章がいくつもあったのを覚えています。例えば靴だけ帰ってくるパパ、死神、煙のきのこ。そしてそのわからなさの奥に、幼い私はどことなく怖さを感じていました。この作品を読み、その意味がやっとわかりました。それはどうにも抑えられない、松谷さんの心の闇。戦争や実家族との諍い、病気、離婚。淡々と書かれていますが、たくさん苦労なさったんだと思います。(→コメントへ)

2015/04/03

おはなし会 芽ぶっく 

故松谷みよ子さんの自伝。数々のおはなしを子どもたちに伝え遺してくださった松谷さん。波乱な人生の中で、特に戦争体験が彼女を変えたところも大きかったのでしょう。皆さんがレビューに書かれているように、『モモちゃんシリーズ』の不思議な感じが、「これが背景だったのか」とストンと落ちてきました。子ども向けにしていますが、松谷さんの人生そのものだったんですね。遺してくださった多くのおはなしを、子どもたちに話していきたいと思います。

2021/07/09

ゆうゆう

弁護士のお嬢さんとして育った少女時代。「じょうちゃん」と自称してたみよ子さん、父を亡くし戦争に振り回された青春時代。夫と仕事と葛藤。お子さんが生まれてからは、モモちゃんの世界ではないか。続編の捨てていく話も気になる。

2022/03/27

kambashig

幼少期から離婚までを語る。作家というより、激動の昭和を生きた女性の半生。当時の日本の空気が感じられる。

2014/05/02

cottontail

まるで朝の連続テレビ小説を観ているかのような気分だった。昭和を生きた(まだ著者はご存命だが)女性の清冽な記録。童話作家ではなく、一人の女性としての松谷みよ子氏の生きて来た様を知ることができてよかった。

2012/01/18

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