ブルーシート
ブルーシート / 感想・レビュー
百太
重い・・・・・・。
2018/03/27
yozora
新潮新人賞受賞の「家畜の朝」は土着感が出ててよい。その他の三篇に関しては、文体が軽すぎてケータイ小説みたいな方へ傾いてしまっているきらいがある。あるいはそれは(『ソウル』のキャラの名前から察するに)作者の狙いなのかもしれないが。ただ、いくつものエピソード/文脈を一篇に詰めてみるという悪足掻きみたいな気負いは伝わってきて、それには好感が持てた。 重い物語を期待して読み始めたので、若干肩すかしといった感じだったが、まあ表題作はよかったしその他も健闘したいという気負いは見られたのでまあまあって感じ。
2018/03/27
空隼
思ってた内容とちょっと違ってました。
2014/02/25
まえちゃん
がんばってもがんばっても先が見えない。一度ころんだら、二度と起きあがることが出来ない。ほんと、難しい嫌な時代だねぇ。2008年の『蟹工船』ブームは、まだ記憶にあたらしいでしょ。この本も、若年貧困層らが抱く不満や、連帯への渇望を表しているンですねぇ。プロレタリア、超左翼思想、いや、プレカリアート文学とでも言いましょうか。あなたの中のどす黒いもの、このままでいいのか?さあ、今こそ! 革命? 理想主義? それとも自分探し?ロスト・ジェネレーション(失われた世代)の著者が、現代の連帯を模索する逸冊!
2010/03/08
メデスキ
「家畜の朝」目当てに中古買い。本物の文学にはこういう力がなければならない!と東大の教授が仰っているように、マキシマムごりごりスーパーホライゾンどらごんスクリューパイルドライバーまぐなむオフィース!みたいな感じで、目当ての作品は牛舎でSEXするも早漏に射精、貧乏無軌道怒りにまみれ、母のすねを全力でかじり、公的権力(消防士)をボコボコにしてキャラクター固定。ふおおお、貧乏人は競艇やー!すっからかーん!という日常を描く。まあ、インテリは下層でバッドエンドを濃密に描くと評価するよね。
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