読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1)

作家
橋本治
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-04-20
ISBN
9784022507334
amazonで購入する

失われた近代を求めてI 言文一致体の誕生 (失われた近代を求めて 1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

shouyi.

「言文一致体」は近代小説幕開けの代名詞だ。分かっている、文語と口語の一致のことだよな。 分かっていなかった!それがよく分かった。 『浮雲』『平凡』『蒲団』を丁寧に読み解きながら、わかりやすく語っている。まだ、続きがある。楽しみだ。

2020/03/05

小鈴

積読中だったが、このシリーズの三巻まで出ていることを知り読んでみる。これは2010年刊行なのでこのあと病気になり回復し、13年から1年ごとに1巻ずつでているわけで、復帰してくれてよかったと実感。言文一致体の説明をはじめるために万葉集から語りだす評論に「らしさ」を感じつつ、最後はⅡに続くのか病気だったからなのかまとめすぎている感あり。。。Ⅱを読んでみることにしよう。二葉亭四迷の平凡を読みたくなった。

2014/12/14

ひろゆき

慈円、田山花袋、二葉亭四迷、ほぼ未読。なによりも橋本治も未読でした。二葉亭『浮雲』は中学生のころ読みましたが、挫折。べらんめい、というか、文明開化のお調子者としか思わなかった。田山花袋は『蒲団』が日本文学史上、最大のネタバレ小説(好きな女の残り香嗅いで泣く)との認識しかありませんでした。慈円、日本史で記憶しただけ。深くお詫びします。橋本治、膨大な執筆量と活躍は、図書館書架の占有面積で知っていましたが、私の世代は『桃尻娘』のイメージ強烈でそのままでした。この本はこれからの読書の方向に影響を与えてくれました。

2012/07/05

wang

現代の「言文一致」の小説の原点から。万葉かなで日本語を記述することからはじまり、その最初の完成を「愚管抄」が和漢混交文により「話し言葉」を紙の上に書き記したこと。この部分非常に面白いのだが、さらに二葉亭四迷ら明治文壇による試み、田山花袋「蒲団」に始まる私小説ブンガクの読み解き。そして「平凡」。各時代の象徴的作品を繰り返し引用しながらの解説は興味深く面白い。言文一致が口語である以上話者とそれを語られる者が存在するはずという意見には感銘を受けた。それがないから私の文章はわかりにくかったのか!

2012/09/25

ピラックマ

明治以降近代文学の歴史的遡行は他にいくらでも優れた分析があると思う。力入ってる二葉亭より田山花袋の詳細な心理分析の方が橋本氏らしくするどく面白かった。

2011/12/26

感想・レビューをもっと見る