読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

非常時のことば 震災の後で

非常時のことば 震災の後で

非常時のことば 震災の後で

作家
高橋源一郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2012-08-07
ISBN
9784022509918
amazonで購入する Kindle版を購入する

非常時のことば 震災の後で / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

寛生

【図書館】「混乱していればいるほど、文章を書く余裕なんかなければないほど、文章を書くべきである」(40)と高橋はいう。文章は《私》という己でもなく、地図上にある目的地でもなく、むしろ人間が歩き続けていく姿のようなものだと。生者は夥しい死の前にあって、神への信仰さえ失い、途方に暮れる最後の吐息を、物神でもなく誰かに聴かれるわけでもなく、死者の声に合わせていくとき、それが最後の祈禱となる。その瞬間に、生を重ね、その生者は死者のことばを書留め、柩におさめる。消えていく祈禱、柩を覆う炎。それこそ実に豊かな人生だ。

2014/11/29

けんとまん1007

ここのところ、特に半年前くらいからだろうか、”ことば”というものについて、いろいろ感じ考えるようになってきている。それは、自分が耳にする言葉、眼にする言葉だけでなく、自分が使う言葉についてもだ。それは、どういう立ち位置で、誰に向かって、どう伝えようとしているのかということ。そして、その結果はどうなのか、何故そうなのかということ。自分の感性を信じながらも、絶えず不安定な中にいることも事実。まさに今選挙に伴ういろんな言葉があるが、響いてくるものは全く無い。その答えもここにある。これではいけないのだ。

2014/12/14

ミッキー・ダック

3.11の震災後に、ことばや文章に対する感じ方・考え方がどう変化したかについて書いている。「ことば」に対する抵抗が強くなったが、それでも喋ること、書くことを大切にしたいという強い意志を感じた。普段私たちが喋っている時、実は考えて喋っているのではなく、教わったことを喋っているだけだという指摘は耳が痛い。自分の感情や社会の風潮に流されないよう、冷静に自分の奥底を覗き込んで何かを見つけるべく、兎に角書くことが大切だという主張に共感する。多くの文章が引用されているが、何をどう読み取るべきかも教えてくれる。

2012/10/07

yuzuriha satoshi

言葉を失ってしまったとき 人の言葉を借りて思いを伝えるというやり方もある 今日も自分を思ってくれているかも知れない誰かを思って……

2013/06/24

yamahiko

立ち止まって、とことん考えること。決して自分をがっかりさせないこと。

2012/10/13

感想・レビューをもっと見る