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クラウドクラスターを愛する方法

クラウドクラスターを愛する方法

クラウドクラスターを愛する方法

作家
窪美澄
出版社
朝日新聞出版
発売日
2012-10-19
ISBN
9784022510198
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クラウドクラスターを愛する方法 / 感想・レビュー

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yoshida

クラウドクラスターとは積乱雲の事と初めて知る。プラズマクラスターと勘違いして家電の話しかと思っていたのは、ここだけの秘密です。さて、近いようで遠い家族の関係を中心に描いた作品です。紗登子が12歳の時に家を出た母。紗登子は積乱雲のような母と再会するも、上手く付き合えずに心ない言葉を投げ掛ける。紗登子は義父や母の姉妹と過ごす正月で、自分が本当に欲しかったものに気付く。ラストに仄かな灯りがある。「キャッチアンドリリース」は実に不穏。光の父の釣りでの行動は、光の胸に消えないしこりを残す。印象深い作品であった。

2017/12/22

文庫フリーク@灯れ松明の火

2編収録中、初読ではやや毒の有る「キャッチアンドリリース」の方が好ましく感じた。『ふがいない僕は〜』『晴天の迷いクジラ』に比べインパクトには欠ける感。しかし再読すると、淡々とした表題作の細やかな描写に、人の心の深さを感じてしまう。クラウドクラスター=気象用語で積乱雲・入道雲のかたまりのこと。夏らしい雲の下では、突風が吹いたり、豪雨になったりする。当初、主人公の紗登子と弟・夫を捨てて家を出てしまった母親を愛する方法、と安易にタイトルを見ていたが、これは他人からみれば些末なこと、けれど自分にとっては→続く

2013/03/24

風眠

何だか全部がうまくいかない、人生の中でそういう一時期は必ずある。そして困ったことに、うまくいっていない時ほど、歩みが遅く感じて焦ってしまうものだと思う。そして「今こんなにも前に進めないのは不幸な生い立ちのせい」と何かのせいにして、自分は悪くないって思いたい。この物語の主人公もそう。けれど、何年かぶりに会った伯母と過ごすうちに、凝り固まった「いろいろ」から解放されていく。自分を捨てた母親から、空気の読めない恋人から、うまくいかない仕事から、すべてに甘えがある自分から。クラウドクラスター=入道雲のかたまり。

2014/01/27

とら

「クラウドクラスター=積乱雲(入道雲)の大きなかたまり」を愛する方法―直訳だとこうなる。今回のテーマは『家族』。でもここで言う『家族』は、出てくる『家族』は、離婚が当然に起こることだと思っている人たちなのだ。普通の『家族』ではない。…いや、普通の『家族』ってなんだ?父も母もいて兄弟もいて、それが普通なのだろうか?窪美澄さんの三作目。何だかんだで刊行された順番に読んでいることになる。さらっと読んでしまえたので、まあ趣が違うということで。長編小説だとは思わないでおこう。それにしてもまた題名のセンスが良いなあ。

2013/11/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

中編と短編の2編。結局何が言いたかったのかがよくわからなかった・・・自分の読解力がないんでしょうけど・・・。

2016/02/03

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