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キャンディ アディクト フルコォス

キャンディ アディクト フルコォス

キャンディ アディクト フルコォス

作家
マチゲリータ
猫将軍
yukaman
花蟲
GENk
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013-07-19
ISBN
9784022510921
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キャンディ アディクト フルコォス / 感想・レビュー

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銀華

愛情表現を知らない人間、生命を潰すのが好きな人間、理不尽な暴力と幻想で苛まれる人間、恋愛に囚われてしまった人間の物語。原曲を一通り聴いてから小説へ。曲の好みが『ツギハギ』で、物語も好みでした。これが一番現実に起こっているかも。予想を裏切られたのが『夏』と『サンセット』。『夏』は歌詞の「赤白黄色」が人間の中身の色を想像していたので死姦ではないのかと変にガッカリしながらも終盤で何が起きたんだと主人公と同じ気持ちになった。『サンセット』はレズの話だと云うこと。主人公の心境は分かるけど小鳥遊は何をしたかったのか。

2014/04/19

黒崎ディートリッヒ

表題作『キャンディアディクトフルコォス』を中心とした、マチゲリータP先生によるボカロ楽曲短編小説。 再読。モダンホラー小説集。『キャンディ~』を読んでると何となく、『ミザリー』を思い出しました。予想外だったのは『サンセットラブスーサイド』がレズビアンの話だったことですね、やっぱり。この楽曲ならノーマルカップルの恋愛でも普通に面白いと思うのに。 『ツギハギ惨毒』は楽曲同様痛々しく、哀しい物語だったけど印象には残った感じの作品。ダークメルヘンでグリム童話みたいな話だと思ってたけど、実はモダンホラーって所も。

2014/08/21

ゆーたん

4つの話全て一時期大好きでたくさん聴いていた曲だったので。読みながら「あぁ、この場面はあの歌詞かな」と思い返しながら楽しく読みました。/思ったより凄まじいストーリーでした、良い意味で。1話目と3話目が悲しい話、2話目は狂った話、4話目は不運な話かなというのが私の印象です。特に胸が張り裂けそうになったのはタイトルにもなっている1話目です。両親がいくら厳しくとも娘に愛情表現をしていたら、こんなことには…!/暗い森でも思いましたが、読者に鍵となるシーンを想像させるのがマチゲリータ流なのでしょうか…?

2014/02/12

鑑真@本の虫

表題作を含む、マチゲリータ作曲の4曲をノベライズ。 今回は、ホラーで倒錯的なアブノーマルな愛と、「自由」がテーマ。 表題作は、語り口調が好みでなかったが、ちょっとの思い込みが、如何に怖いのかがよくわかる。 その他の話も、メンタル的に、どこか異常な部分が否めなく、「人とのふれあい」の大切さを改めて感じる。 サンセットスーサイドラブは、結局何を伝えたかったのだろう。 やはり妄想か?

2014/01/21

なぎ

境遇や何処か共通している所があるにも関わらず、どこか決定的に違っているというお話が多かったです。さすがマチゲさんということで内容は気分が悪い面白さがあります。そういう暗くてどろどろしたお話が好きなひとにはおすすめです。前回同様、楽曲に沿って楽しく読ませて頂きました。キャンディアディクトフルコォスは大好きなので、嬉しかったです。

2013/07/29

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