『街道をゆく』近江散歩
『街道をゆく』近江散歩 / 感想・レビュー
ゲンキ
本書では、司馬遼太郎さんが近江路を旅して行くことで、近江人の気質や戦国武将たち、伊吹もぐさや国友村の鉄砲鍛冶、近江八幡のすだれ等の伝統産業について論じて頂いてます。また旅の終盤では、司馬遼太郎さんが安土城天守閣跡地から西の湖や琵琶湖を眺められ、土木バブルで赤褐色に干拓されてしまって残念だと、琵琶湖の水質汚染、日本の行く末までも危惧されています。私たちも、地元の伝統工芸や良い所が廃れていくことを言い伝えるだけでなく、みんなで出来ることを考え、行動に移していかなければダメだと思いました。
2021/01/03
kiho
一度だけ訪れた土地…司馬さんの言葉をもってすると、こんなにも発見があるのかと実感⭐
2016/10/24
yasu7777
★★★★☆ 近江は面白い。
2016/05/08
りょうけん
現在近江在住の我が身。 ふと手にとって読んだけれど実に良い。 司馬遼は文章の切り替え技にキレがあることに革めてきづいた。 スパッと潔く話題を転換させて読者を次の興味へと引きづり込んでいく。いやいや素晴らしい。 この本わPage下の1/4がいちいち解説で占められている。 ちょっとうっとうしいが概ね役立っている。 博識になったような錯覚が訪れる。南無なむ。
2016/04/23
めぐみこ
用語や地図がこまめに入るのでありがたい。近江人の気質、近江を治めた武将たち、国友の鉄砲鍛冶や伊吹のモグサなど産業について。はたまた執筆当時の琵琶湖の環境問題について。融通無碍に論じていて面白い。すごい知識量だ。信長が安土城から臨んだ景色がもうないのは残念だ。
2019/05/10
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