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女に生まれてよかった。と心から思える本

女に生まれてよかった。と心から思える本

女に生まれてよかった。と心から思える本

作家
水島広子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-01-04
ISBN
9784022515056
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「女に生まれてよかった。と心から思える本」のおすすめレビュー

女性は「商品」じゃない! 「…べき」を手放し、女性である自分を好きになれる“心のレッスン”とは?

『女に生まれてよかった。と心から思える本』(水島広子/朝日新聞出版)  多様な生き方が認められるようになってきた今の世の中であっても、根強く残る性別ごとの「こうあるべき」論。「男らしく」とか、「女の子なんだから」と多くの人が一度は言われたことがあるのでは?

 それぞれに生きづらく感じることはあると思うが、女性ならではの悩みをいろいろな角度から見直し、女性であることを前向きに考えるためのヒントをくれるのが、『女に生まれてよかった。と心から思える本』(水島広子/朝日新聞出版)だ。

 例えば、社会進出が当たり前になっても、女性は20代後半にして「賞味期限」を意識させられ、共働きが主流となっても、家事や育児は「女の仕事」と思われがち。子どもを産まないと「半人前」と思われ、仕事で頑張れば「女のくせに」と言われ…などなど、時代が変わっても変わらない状況は多い。さらに、昨今は「女子力」が問われ、以前よりもより完璧さを求められているように感じる。そんな「女性」であることに、「女って面倒くさい!」「男に生まれたかった」と思ったことのある人は、けっこういるのではない…

2018/1/23

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女に生まれてよかった。と心から思える本 / 感想・レビュー

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ヒロミ

好きな本です。女性論はフェミニズムの立場から語られることが多かったと思うのですが、この本はそうではありません。著者の精神科医の立場から何故女性は女性としての立場を選ばされるのか?と素朴に訴えかけています。「女子力」というのが「商品力」と同義であるというのに目からウロコの衝撃でした。女性は商品ではない。商品としての人生を歩むことはやめよう。様々なことを考えさせてくれる良書です。

2018/01/16

しゅわ

【図書館】『女子の人間関係』の続編…というわけではないでしょうが、その考えをさらに掘り下げて、女性に生まれた面倒や苦労を肯定的&前向きにうけとめられるヒントが詰まった…若くて綺麗な女性がチヤホヤされて悔しい思いをしてる…そんなモヤモヤに効く一冊です♪ 男尊女卑がすごくて「女性だから」とサポート的な仕事しかさせてもらえない日々のストレスが少しは軽くなった…かな?

2018/06/18

きさらぎ

「女に生まれなければよかったのに」とまでは思わなくても、女性なら気を利かせろとか子供がいない人にはわからないとか、男性なら言われずにすむことを言われる女性は多い。嫉妬もあるし女も結構大変なのだ。いつも笑顔でいるためには自分の中の負の感情を否定せず、「今はこれでよい」と自分の努力を肯定する。年をとった自分もゆるす。年を重ねることや経験を積むことで自分の価値は無限大に広がっていく。「今・ここを楽しむと最後はだいたいうまくいく」と楽天的な言葉もあるが、これからは「べき」をなくして「したい」だけをしていきたい。

2019/01/30

わっぱっぱ

内容的には「女に」と付けなくても良さそう。男でも女でも、生きづらさを抱えている人なら「こんな考え方もあるんだ」と知るだけでも楽になるんじゃないだろうか。私はといえば、この歳になって「女」が目覚めてしまったようで、遅まきながら潜在的な商品としての価値を認める行為に身を入れている。女として見られれば嬉しいし、綺麗と言われたくてお洒落したり立ち振る舞いに気を遣ったり。女度を低くして円滑な人間関係を築いてきた二十代とは大違いだ。結果、悩みが増えた。友人は減った。だけど今の⇒

2018/03/23

ベランダ

水島先生が「女」度の低い恋愛や人間関係を作ってきた話を読み、健康な感覚でいればこう感じるのだなと勉強になる。私もできたらそうしたかったが、事情で「女」度に振り回された生き方をしてきた。できない人への指導があっさりしてるので、水島先生だからできること😭と拗ねそうにもなるが、もっともでなるほどなので、しっかりメモを取って参考にする。「女」度基準だと劣化と言われ、悲しいだけの「老い」だけど、成熟した人間と考えると確かに豊か。早々に傷を手放して「女」に代表される固定観念にとらわれる生活から抜け出していきたい。

2018/01/30

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