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風神の手

風神の手

風神の手

作家
道尾秀介
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-01-04
ISBN
9784022515148
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舞台は遺影専門の写真館「鏡影館」がある街。道尾秀介にしか描けない世界観の壮大な長編ミステリー『風神の手』発売を記念したTwitterキャンペーンも

『風神の手』(道尾秀介/朝日新聞出版)

 道尾秀介氏の最新刊『風神の手』(朝日新聞出版)が2018年1月4日に発売された。

 彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律(めぐりあわせ)”の鍵を握るのは、一体誰なのか――。遺影専門の写真館「鏡影館」がある街を舞台にした、朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む長編小説。読み進めるごとに出来事の〈意味〉が反転しながらつながっていき、数十年の歳月が流れていく──。

 発売前にゲラを読んだ人から、「はやくも2018年の最高傑作が現れた」「これは道尾秀介さんの新たな代表作になるはずだ」との声が上がった同作。道尾氏にしか描けない世界観の壮大な長編ミステリー作品となっている。

 また、発売を記念したTwitterキャンペーンが2018年3月31日まで実施中。物語の鍵を握る重要なアイテムとして「写真」が登場することにちなんだ内容となっているので、詳しくは公式サイトをチェックしてみよう。

【詳しくはこちら】https://publications.asahi.com/news/815.shtml

2018/1/12

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風神の手 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

道尾秀介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、道尾秀介版『風が吹けば桶屋が儲かる』的な連作短編集でした。タイトルも章題も雰囲気があり、悪くない物語で読後感も良いのですが、内容が地味過ぎるかも知れません。

2018/02/06

のり

過去にあった護岸工事の事件と火振り漁の事故で、数奇な運命に流された人達。事実を知れば、最悪な災難と思うが、事情を知らなければ非難の対照になるのは致し方ない。時は経ち、世代が変わった人達がまた接点を持つことに…出会う事が当に運命。第一章から、もっていかれた。良かった。いや、凄く良かった。佐々原さん(でっかち)の個性がとても魅力だった。

2018/05/31

bunmei

常にミステリアスな雰囲気を漂わせる道尾氏の作品。時間や空間を遡って語られる事象が布石となって、一つの物語へと繋がっていく連作の展開はいつも見事です。父の会社が大きな事故を起こして人前で苗字を語れなくなった奈津実と漁師の崎村との淡い恋愛と別離。その別離に隠された真実に迫る【心中花】会社事故の証拠写真を巡る「まめ」と「でっかち」の凸凹コンビが織りなす少年時代の日々を描く【口笛鳥】崎村の息子と奈津実の娘が偶然知り合い、当時の会社事故を知る1人の女性を巡って、事故の真相に迫る【無常風】の3編からなる連作です。

2018/05/30

ぱるぷ

★★★★☆ 遺影専門の写真館「鏡影館」がある街……登場人物それぞれの行動が何十年も経て全てが繋がる‼︎ 素晴らしくスッキリ‼︎

2018/03/04

紅はこべ

道尾さん得意の地方小説。要するに人間万事塞翁が馬ってことですね。心中花では幼い純愛、口笛鳥では、トムとハックみたいな少年の友情と青春ものの様相だったが、無常風では、いきなり悲劇的色合いを帯びる。奈津美の父も、崎村の父も、でっかちの父も少しずつ悪いことはしたのだが、どれも情状酌量の余地はあるが、やっぱりどうみても、イガワのしたことだけは、弁明の余地はないし、同情できない。

2018/12/08

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