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終わりと始まり 2.0

終わりと始まり 2.0

終わりと始まり 2.0

作家
池澤夏樹
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-04-06
ISBN
9784022515445
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終わりと始まり 2.0 / 感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

東日本大震災以降から2017年くらいまでのエッセイ。エッセイと言うより夏樹さんの怒りとでも言おうか。日本政府、特に時の安倍政権への怒りが凄まじい。シリアやイラクなど難民問題もあり、世界中で本当に大変な事が次々と起こっている。民主主義と資本主義は違うものだ。現在の日本は民主主義の国と言えるのだろうか?肥え太るのは大企業ばかり。貧富の差は広がるばかり。読めば読むほど泣きたくなる。「終わりと始まり」とはヴィスワヴァ・シンボルスカさんの詩の題名。1.0もあるのでそちらも探そう。

2021/10/26

あやの

2013年から2017年までの朝日新聞 連載コラム。私は何をしていたか。育休→仕事復帰の期間だから、目の前のことに必死だった日々(今もだけど)。その時、世の中にはこんなにも考えるべきことが溢れていたなんて!安倍・トランプ政権批判、ヨーロッパ・中東情勢、日本や世界の文化の考察、震災について、自然について……もっと平和な社会にするにはどうすればよいかを、多角的に考察する筆者のスタンスに感心した。奇しくも今、イランとアメリカの情勢が緊迫している。池澤さんならどう語るだろう。

2020/01/08

ふっかー復活委員長

ドイツでは「生産労働時間口座」という制度があり、働き過ぎた分の時間は貯蓄できるらしい。そういえばスペインにも「時間銀行」があった。富と時間の有効な再配分を目指し、欧州は既に動き始めている。▼スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチさんが行うインタビューは、スマートさや演出性とは縁遠い。しかし、その分だけ力強く「没入できる」言葉を届けられる人である。安易に知ったかぶりをしない、日本でいえば木村俊介さんにも通じる手法だ。

2018/07/28

みねたか@

朝日新聞連載の“13年4月から4年間のコラム。国内では東日本大震災、原発、基地問題,改憲の動き。世界ではシリア問題,テロと移民排斥の動き。原発事故で先の敗戦から日本人は変わっていないことが露呈。世界でも多様な人が平和に暮らす英知が縮減している。しかし悲観論で終わらないのはこの著者。オーストラリアのエピソード「I’ll ride with you」あなたに害が及ぶなら私もともに戦いますという連帯の姿勢。そして投票権の行使。我々が目指す社会は我々自身の地道な歩みで実現するという姿勢に共感。

2018/07/31

踊る猫

池澤夏樹は相変わらずスマートだ。政治はそんなに単純ではないでしょ(なんでもアベとトランプ、欧米の現象と辺境の風俗に分けられないでしょ)と半畳を入れたくなりもするのだけれど、この人の分析はソツがなく最新型の研究成果も取り入れられているので、時事ネタを扱っていても古びているという気がしない。震災の爪痕なんてもう忘れてしまいそうになるぼくとしてはこのエッセイ集から反省すべきところは多く、タメになった。ただ、このエッセイ集がどれだけの人を動かすか。いや、池澤は人を「動かす」ことには拘泥していないのだろう。胸を打つ

2020/08/15

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