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となりの脳世界

となりの脳世界

となりの脳世界

作家
村田沙耶香
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-10-05
ISBN
9784022515551
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「見初められる、って なんておぞましい言葉だろう」――性的無理解。のみこんできた言葉を作品に託して ■対談 村田沙耶香×鳥飼茜

対談 村田沙耶香×鳥飼茜

結婚して子供を産むこと。それを強制されることへの違和。作風はちがえど、鳥飼茜さんと村田沙耶香さんの間にはとても似たテーマが漂っている。互いに作品のファンだったという二人の対談がこのたび実現。対話から見えてくる二人の「怒り」と「怖さ」とは?

(左)とりかい・あかね●1981年、大阪府生まれ。2004年デビュー。13年より連載を開始した『先生の白い嘘』は男女の性的無理解を描いた衝撃作として話題に。他の著書に『おんなのいえ』『地獄のガールフレンド』『漫画みたいな恋ください』『前略、前進の君』『ロマンス暴風域』など。

(右)むらた・さやか●1979年、千葉県生まれ。2003年、『授乳』で群像新人文学賞小説部門優秀作を受賞しデビュー。『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞受賞。芥川賞受賞作『コンビニ人間』は累計100万部突破。世界24カ国語で翻訳が決定されている。

  暴力には、興味と恐怖が半分ずつある(鳥飼)

鳥飼 村田さんの作品はもともと拝読していて、新作の『地球星人』ものめり…

2018/11/18

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となりの脳世界 / 感想・レビュー

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starbro

村田 沙耶香は、新作中心に読んでいる作家です。著者初のエッセイ集、摩訶不思議な著者の脳の中が覗けます。ハブラシとデートする人は、村田 沙耶香だけだと思います。これだけユニークな発想する著者の今後の作品に期待しています。

2018/10/18

absinthe

沙耶香様のエッセイ。図書館で借りたときは小説家と思っていたが。予想の斜め上へ行くエッセイ。沙耶香様の思考パターンはところどころabsintheにそっくりなところがあり、どきりとする。ちょっとした小ネタがどれもこれも心地よい。心の奥底に沈んでいて、誰でも一瞬は頭をよぎっては消えていくような、機微を掬い上げるのが上手いんだなぁと感心する。

2019/08/14

シナモン

「バス自意識過剰」「親切エレベーター」の気持ち、よーく分かる。案外(失礼!)普通なんだなと思いきや、「こそそめスープ」「年齢忘却の日々」での話にはホントに!?とびっくりでした。「私はれっきとした地球人で、人間だが、それなのに昔から、今、自分は人間の真似をしているな、と感じることがよくあった」エッセイでも村田ワールドは健在でした。時々実際の小説の場面を思わせるところもあって興味深かかったです。

2020/07/07

おしゃべりメガネ

なかなかクレイジーな作風の小説が多い村田さんのエッセイですが、これまた小説に優るとも劣らないかぁなりクレイジーな1冊でした。これまでに何人かの方のエッセイを手にとりましたが、かつてこんなにもキョーレツな気分になるエッセイは記憶にないですね。こういう村田さんだからこそ、ああいったクレイジーな作品が書けるんだと妙に納得してしまいます。決して失礼な意味ではなく、フツーではなかなかない感性がたくさん見受けられます。やはりコンビニには思い入れが強いようで、あの作品は書かれるべき作品だったんだろうなと感じました。

2018/11/16

うどん

考えていることが全く違いました!村田さんの脳と交換してみたいです。

2018/11/05

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