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できることならスティードで

できることならスティードで

できることならスティードで

作家
加藤シゲアキ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-03-06
ISBN
9784022516695
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「できることならスティードで」のおすすめレビュー

旅を通じて、世界と自分を知っていく――ジャニー喜多川氏との別れに触れ、書きおろし小説も収録した加藤シゲアキの初エッセイ集

『できることならスティードで』(加藤シゲアキ/朝日新聞出版)

 加藤シゲアキさんの初エッセイ集『できることならスティードで』(朝日新聞出版)のなかで、不登校の小学生と出会ったエピソードがある。「同じ時間に同じこと勉強するってなんなの、意味わからなくない?」と言う少女に対し、加藤さんはこう答えた。「学校に行かないと、学び方を学べなくなるんじゃないかな」。そして少女にうまく伝えることができなかった想いがこう続く。

確かに、人生はいくつになってもやり直せるし、好きに生きていける。自分もそう信じたいし、そういう社会でなければならない。しかし、いつでもスタートできるように、人は学べるときに学んでいなければいけないとも思うのだ。

 加藤さんは、少女の想いを決して否定しない。小5のとき、一日だけ不登校をした経験をふりかえって、〈あくまで僕の人生経験〉であり〈自分の成功体験、失敗体験を告げて「だから君も学校に行きなさい」なんて響くわけない〉とわかったうえで、それでも言葉少なに想いを告げて、いまもずっと小学校の意義について、わかりやすく伝えられる方法を考え続けている。そ…

2020/5/16

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できることならスティードで / 感想・レビュー

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のっち♬

旅がテーマのエッセイ15編と掌編小説3編。アイドル、タレント、俳優、作家など様々な分野で活躍する著者の4年間の「思索の旅」がまとめられている。独特の言い回しで持論が展開されるが、どれも押し付けがましさがなくリラックスした気分で読める内容で、彼の素直さや謙虚さ、柔軟性が伝わってくる。中でも釣りと建築に関しては一際楽しそうに書かれていて、もっと語りたそうな表情が思い浮かぶ。重なりを見せる祖父とジャニー喜多川の死の挿話も印象深い。最期に言われた言葉は辛いものだが、敬意と愛情のある語り口が読み手を暗澹とさせない。

2020/11/10

seacalf

ポツドールかあ。昔、出演者に誘われて観に行った事があったっけ。多方面にアンテナを伸ばし多くの事柄について語られているエッセイ。旅を含めて話題は様々だが、どの分野の話にしても読み手を置き去りにしないわかりやすい説明が上手い。媚びてない、擦れていないスタンスにとても好感が持てる。作者は色々問題のあったNEWSのメンバーでもあり色眼鏡もあったが、気持ち良くわだかまりを払拭してくれた。実直で何事にも真摯に向き合う姿勢が文章からも窺えるので読後感は爽やか。自分に丁度良いエッセイだったので、また次も読んでみたい。

2020/08/03

Nobuko

本書は『モダンボーイズ』観劇で隣に座ったファンの子が「面白い」とおすすめしてくれました。旅がテーマですが、シゲアキさんの日常を垣間見られるエッセイでした。ホルモンが焼ける様子からあることを想像している健全なる男子シゲアキさん。不登校の女の子に学校に行く意義を語るシゲアキさん。彼は努力家で頼もしい。家族のお話もほのぼのする家庭環境の良さ。凡人には立つことさえできない華やかな舞台。人気の裏ではご苦労が偲ばれる。「Have a nice trip!」とお決まりの投げキッス(妄想)を残して去ってった。。。

2021/04/20

ヲム

キューバやパリに行きたくなりました。 エッセイの合間に収録されている掌編小説も微妙に繋がっていておもしろく読めました。

2020/04/04

クプクプ

面白かったです。エッセイ集と短い小説の組み合わせです。読んで又吉直樹は感性や人間味が売りですが加藤シゲアキは影響力やカリスマ性が持ち味だと感じました。『釣行』加藤が嵐の大野智と25時間ボートに乗り海のルアー釣りをする。釣れる。モノクロのロッドとルアーの写真がよかった。『スリランカ』スリランカ人の仏教で「好きになりすぎないこと」という教えがある。「恋は盲目」に似た言葉。スリランカの建築物。建築とは不自然なものだが自然とどうなじませるか。ポーの小説を思い出す。『渋谷』加藤は中学から高校卒業まで渋谷(つづく)

2020/03/10

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