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うらんぼんの夜

うらんぼんの夜

うらんぼんの夜

作家
川瀬七緒
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-06-07
ISBN
9784022517593
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うらんぼんの夜 / 感想・レビュー

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starbro

川瀬 七緒は、新作中心に読んでいる作家です。夏のこの時期に相応しい、因習根深い閉塞感漂う村を舞台にしたホラーミステリー、令和の今でもこの様な村は存続しているのでしょうか? https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=22938

2021/07/18

パトラッシュ

日本の田舎あるあるの排他的な村に、東京からの移住者がやって来て不穏な空気が漂う。横溝正史的な地縁血縁に縛られた犯罪が起こるかと思いきや、偏屈な老女たちと村の奇妙な習慣に隠された秘密が明らかになる。そんな村から逃げ出したいと願う少女奈穂を軸にした農村小説風ドラマが、友人を思う行動がきっかけに死人が出てやっとミステリかと思ったら別の犯罪を知ってしまい、超自然的恐怖に襲われる。まるで村の地蔵が奈穂を村に縛り付けるため、一切を操っていたかのようだ。ラスト1頁を楳図かずおの絵で想像したら、思わず背筋が冷たくなった。

2021/08/26

nobby

何とも嫌悪でいっぱい…物語全般で感じる嫌悪…読み終わってまた嫌悪溢れるばかり…まさに閉鎖的な田舎の村でのよそ者への排除、コロナ禍な風潮も交えた描写も覚悟していたが、村八分や女性蔑視がずっと繰り返されるのに辟易…村の誰もが崇拝する地蔵とか爺さん婆さんが不気味に暗躍する雰囲気は嫌いじゃないからもったいない…とにかく、ばかばかしくて腹が立つと同時に悲しすぎる… 虫や獣へのアプローチ伏線回収はサスガ!最後で目にする捻りや衝撃はあれど、やっぱり嫌悪しか残らない…ラストでいきなりホラー展開もゾッとはするけど放置だし…

2021/07/22

美紀ちゃん

乙一みたいな怖さがあった。想像以上に怖面白かった。逆さ吊りの女って何?16才の奈穂は正義感が強くて感情に流されまいといつも自分と闘っている。自分を持っている。亜矢子は信じ難いほど過酷な経験をしていた。品種改良された高級なトウモロコシ を5本2800円で売る。すごい。こんな村にずっといるのではなく、将来は東京に海外に出たいと考えている奈穂だが、農業に向いている。大ばあさんの衝撃的な告白。亜矢子の告白もそれ以上に衝撃的。びっくりしたが、2人とも肝が据わっていて、友情は深まるだろうと思う。

2021/08/02

みっちゃん

よそ者は絶対に受け入れられぬ。因習と差別意識に囚われ縛られたいかにも、な感じの村の描写から、これはこの先どんな血なまぐさい惨劇が…と思ったら本当に恐ろしいのはそっち、じゃなかった。何とも嫌な話だが、頁を捲る手は止まらず。さらにあのラスト。思わずひいぃ、と震え上がったのであった。

2021/10/21

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