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涅槃 上

涅槃 上

涅槃 上

作家
垣根涼介
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-09-17
ISBN
9784022517883
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涅槃 上 / 感想・レビュー

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starbro

垣根 涼介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。久々の新作は、戦国時代の梟雄 宇喜多直家の生涯を描いた大作でした。上巻は一気読みです。しかし元服前に武芸だけでなく、性技まで身に着けているとは思いませんでした(笑)続いて、下巻へ。 トータルの感想は下巻読了後に。 https://book.asahi.com/article/14446703 【読メエロ部】

2021/10/13

いつでも母さん

数多いる梟雄の一人宇喜多直家。垣根涼介が描く人間・直家がここにいた。テンポよくストーリーも面白い。上下巻の厚さに怯むもまずは上巻読了。さぁこのまま、いざ下巻へ。

2021/10/10

パトラッシュ

新たな『国盗り物語』が誕生した。戦国の梟雄として悪名高い宇喜多直家が、苦労の末に大名へのし上がっていく姿はピカレスクロマンの面白さに満ちている。没落した備前国衆宇喜多氏の後継者である少年八郎は武士に絶望し商人になりたいと願うが、周囲から才気を見込まれて家門再興を図る。初めて女を教わった紗代を心から愛して政略結婚を厭い、親兄弟で相争う時代でも苦しい頃から付いてきた弟や家臣を無条件に信じ、経済力をつけ外交と政治で領土拡大を図るなど「戦わずして勝つ」ことを目指し、戦国大名の常識を見事に否定し続けるのだ。(続く)

2021/10/10

とん大西

『涅槃』…諦念漂うタイトルと装丁。これがまた面白い!舞台はガッツリ戦国だが、現代劇のようなテンポの良さでグイグイ読ませる。主人公は梟雄宇喜多直家。希代のダークヒーローがいかにして勃興していったのか。少年の頃から抱える寂寥感。没落し、流浪の末に身を寄せた先は幼き直家を見いだした商人阿部善定。呆けた父、継母の仕打ち。それでも背負わされる一家再興。少年の孤独…その心は閉ざされ、葛藤と懊悩を繰り返す。が、決して独りではない。善定は情を注ぎ、柿谷は示し、紗代は寄り添う。直家、修羅の舞台に踊り出る。その境地や如何に。

2021/10/07

修一郎

20年以上前初めて宇喜多直家の小説を読んだ時は,なんでこんな出自の人が50万石の備前の大君にまでなったのかとか,これほど極悪非道な父親なのに息子の秀家は一本気な愛され武将に育ったのかがどうもわからなかった。垣根さんの描く直家伝は特に直家の幼少時代から成長するまでを描いていて,すこぶるドラマチックだ。幼少期に商人の家で育ったことが直家の人生観を形作ったされていてとても興味深い。こんな風に読むと部下を愛し,部下からは深く慕われた人柄やあのお福との関係性もなるほどと思える。下巻へ。

2021/10/27

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