街道をゆく 29
街道をゆく 29 / 感想・レビュー
Kaz
GWに訪れた秋田と、高山を中心とした飛騨の紀行文。秋田と岩手の県境にある鹿角はもともと南部藩に属し南部言葉を話すことから岩手県となるべきところを秋田県に入れられたという。なので、秋田の中心部とは雰囲気が違うという。大きく見ると東北は、太平洋側の陸奥国(江戸志向)と日本海側の出羽国(上方志向)に分かれるが、鹿角市はその二つの潮流がぶつかる地点。それゆえに、どちらにも属さない文化的独立性を保っているのではないかという司馬さんの指摘が興味深い。
2019/06/09
ジャズクラ本
○
2015/09/01
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