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三つの鏡: ミヒャエル・エンデとの対話

三つの鏡: ミヒャエル・エンデとの対話

三つの鏡: ミヒャエル・エンデとの対話

作家
ミヒャエル・エンデ
出版社
朝日新聞出版
発売日
1989-11-01
ISBN
9784022560865
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三つの鏡: ミヒャエル・エンデとの対話 / 感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

なぜ『モモ』や『はてしない物語』のような現実にある幻想世界を、神話と見紛うばかりの整合性のある矛盾を、そして時間と現実は自らの内外にあり、それぞれが独立しつつ関係しあうことを書けたのか、この本を読むと「なるほど」と思えます。道筋を見つけるのがはやくて見極めが正しい。それは対談者の得意分野を踏まえ自らの思想と思考を論ずるときの分かりやすさからわかります。そして感情を暴走はさせないが抑えつけもしないことと好奇心の大きさは驚くほどに無邪気です。それらが混然一体となった芸術家がミヒャエル・エンデなのでしょう。

2015/09/10

みやか

3時09分読了。河合隼雄さんとの対談が特に胸に響く。逐一が響いてくるので、読むのを中断したり再開したりしつつ、あえぐように文字を追った。「事実」と「意味」の緯糸と経糸を織るちからをもたらそうとしている。エンデ氏の世界(知識という意味も含めて)の広さにいつも吃驚する。いろんな水脈とやさしい視線を持ち合わせている。だいすきだ。

2010/02/14

しょうじ

ものすごく興味深い本でした!!三者それぞれ面白かったですが、読んでいくうちにどんどん面白くなりました。河合隼雄先生との対談はもう圧巻でした!!これは再読します。読書って楽しいですねえ。

2021/08/08

iwri

三つの鏡、というタイトルの通り、様々な「ミヒャエル・エンデ」が語っている、と感じる。井上ひさし氏とは「作家」として、安野光雅氏とは「現代の芸術家」として、河合隼雄氏とは、誤解を恐れず言えば「神秘主義的な思索家」として。そのどれもがエンデなのだ。河合氏との対談は、エンデの世界観の中核に触れているといえるが、例えば安野氏との対談で見られるように、それは常に語られているのだ。三つの観点からエンデに光を当てたとも言えるこの対談集は、エンデの世界観が、コンパクトにまとまっていると言えるだろう。

2010/11/03

kino

読んだ、けれども、一度では理解しきれてない感がすごい。めちゃくちゃ面白いのは確か。 しばらく色々読んだ上で、また帰ってきたい。

2018/08/22

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