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銀座のカラス

銀座のカラス

銀座のカラス

作家
椎名誠
出版社
朝日新聞出版
発売日
1991-09-01
ISBN
9784022563392
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銀座のカラス / 感想・レビュー

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SOHSA

《購入本》本書は1991年10月に発行され、当時それとほぼ同時に購入したものの本の厚みと重さに圧倒され読まないまま仕舞い込み忘れてしまっていた一冊。今回、私の中での椎名誠作品再読の心の昂ぶりに伴って数十年振りに引っ張り出した。椎名誠の小説は私小説か或いはそれに近い設定の作品が多い印象だが本作もまた作者の若き日々を彷彿とさせる哀愁と郷愁に溢れる作品だった。携帯電話もなくJRが国電と呼ばれていたあの時代は、ごみごみとして決してスマートとは言えないまさに昭和そのものだったが、訳のわからないバイタリティ(→)

2023/03/27

Ryuji

★★★★★家の本棚に並んでいる椎名作品の再読です。椎名さんがサラリーマンになりたての時代の自伝的?私小説です。時代は昭和30年代の終わりから40年代の始めの頃のお話。鶴ちゃんから手紙で待ち合わせしたいと連絡が来たり、昭和の匂いがプンプンするお話です。私の記憶にある昭和はかろうじて40年代の後半あたりからで若干時代がズレるが、何となく私の昭和の記憶とも被るところもあり懐かしさも感じた。それにしてもこの時代と現代を比べると、物凄い速さで色々なものが進化していることを感じる(代表は通信手段かな)。

2019/01/28

KURO

初めて椎名誠さんの本を読んだが、文体が読み易く面白かった。その他の本も読んでみたくなった。

2014/10/08

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)

10数年振りに再読。時代は昭和40年代、主人公はデパート業界紙誌を発行する会社の若手編集者、かつて共同生活をしていた仲間があちこちに顔を見せる椎名さんの自伝的私小説です。友達から会社に電話がかかって来ていたのは、携帯電話が当たり前になる20年以上前の時代だなと思いつつ読み進め、いろんな事に憤った時に手足が出るのが、初読時は椎名さんらしいと思ったのが何だか鼻についてしまうのは、読む自分が歳を重ねた事の表れかと思った。前を向いて仕事に人生に取り組む姿は、今の時代に読んでも格好良く感じました。

2021/06/13

Tadashi_N

希望が持てた高度成長期の社会

2012/12/12

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