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あなたと読む恋の歌百首

あなたと読む恋の歌百首

あなたと読む恋の歌百首

作家
俵万智
出版社
朝日新聞出版
発売日
1997-07-01
ISBN
9784022571632
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ジャンル

あなたと読む恋の歌百首 / 感想・レビュー

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やも

ヤバい、ヤバい。ぶっ刺さりすぎて息がうまく吸えない😭この本に殺されそう😭スーハー…スーーーハーー…よしっ😤生きてる‼️古今東西、世の中は恋だらけ。ほぼ全ての人間は恋をするでしょう。1人1人のいろんな恋、31文字に込められたドラマ。これは誰にでも響く所があるだろなー。其々の短歌の俵万智さんの解説が良い。歌人の背景にも切り込み解説してくれるんだもん、唸らされるよ。恋って心に強烈な一撃を食らわしてくる。他の人ならなんてことないはずなのにね!惚れたもん負けって思えたらラクなんだろなぁ🤣★5

2022/10/05

KEI

毎週朝日新聞に掲載た相聞歌をまとめた本。歌の解釈とご自身の経験を踏まえてあり分かりやすかった。興味深かった歌は生命の起源を遡って恋を歌い上げたものだった。例えば、水原紫苑「われらかつて魚なりし頃かたらひし藻の陰に似るゆふぐれ来る」白蓮「幾億の生命の末に生まれたるこの心そと並びけり」また意外だったのは自らの不倫を詠んだ歌だった。北原白秋の歌は姦通罪で拘置所で詠み、伊藤左千夫も妻子がありながら堂々と詠んでいた。角倉羊子「君がふと冷たくないかと取りてより絡ませやすき指と指なり」は分かりやすくこんな歌を詠みたい。

2021/09/09

こなつ

俵さんが一日一首選んだように、私も一日多くて三首読んでいき、本を読み終えるのに3ヶ月以上かかった。私が選ぶベスト3を記しておく。 ベスト1、重吉の妻なりしいまのわが妻よためらわずその墓に手を置け こちらの歌は涙がこぼれた。 ベスト2、全存在として抱かれいたるあかときのわれを天上の花と思わむ 凄く幸福を感じる歌だと思う。 ベスト3、いちにちを降りゐし雨の夜に入りても止まずややみがたく人思ふなり 綺麗な歌だとこんな風に私も思いたいと願う。

2016/12/30

leono

恋の短歌の数々にお腹いっぱい。一首の後の俵万智さんの解釈がどれもわかりやすくて素晴らしい。不慮の事故で若くして亡くなった安藤美保さんの純粋な恋心を歌った作品がとても印象に残った。只々心に沁みる。読んで良かった!勉強になりました。

2022/10/07

柏もち

昭和に読まれた物が多い、近現代の恋の歌百種とその解説。様々な恋の形を垣間見れて楽しく、著者の体験を交えた解釈に感心した。良いなあと惹かれた歌は数あるが、一番「すげぇ!?」と思ったのは白秋の「君かへす朝の舗石のさくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」で、歌の背景の説明を読むと、よくこの短い言葉の中にこれだけのことを込められたものだ、と感心する。

2016/04/05

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