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朱紋様

朱紋様

朱紋様

作家
皆川博子
出版社
朝日新聞出版
発売日
1998-11-01
ISBN
9784022573346
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朱紋様 / 感想・レビュー

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たけはる

うーんなんとも美しく鬱くしい。江戸時代を舞台とした短編集。表題作の『朱紋様』は火事のなかで抑えていたみずからの後ろ暗い感情に気づく女人の話。火事の描写が秀逸で、本当に目の前で炎が燃え広がり、熱気までもが肌に伝わってくるよう。この皆川さん独特のお耽美さは癖になります。

2021/09/09

三毛猫座(みけ

いつも思うのだが、皆川さん江戸時代の人?って思うぐらい現実味がある文章。情景が流れるような。そして普通の人なら暴かず蓋をするような内面をえぐる描写。江戸の火消し弥七に、私も惚れた。

2017/01/03

オレンジ。

表紙の華やかさに惹かれて借りた。「あけもよう」と読む。雨夜叉、影かくし、魔炎などの11の短編からなる。皆川さんは初読みだったか。。不思議な感覚。妖しくって、それでいて美しい。

2015/06/07

5〇5

・華のお江戸の 火消しのまとい 付いて突いてと 色模様   ・赤い湯文字に 誘われ来れば 手慰みだよ 御開帳 

2017/06/14

青豆

江戸時代を舞台に人々の欲望、快楽、情念などを描いた短編集。紅蓮の炎に包まれた江戸の町を描いた表題作は、一面の朱色の中で活躍する火消したちの姿が目に浮かんでくる。歌舞伎などの芝居ものや幻想的な作品など朱色に彩られた妖艶な世界が描かれており、皆川先生らしい作品で読み応えがある。

2014/08/25

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