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ゆめはるか吉屋信子 上: 秋灯机の上の幾山河

ゆめはるか吉屋信子 上: 秋灯机の上の幾山河

ゆめはるか吉屋信子 上: 秋灯机の上の幾山河

作家
田辺聖子
出版社
朝日新聞出版
発売日
1999-09-01
ISBN
9784022573926
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ゆめはるか吉屋信子 上: 秋灯机の上の幾山河 / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。少女小説で名を馳せた吉屋信子の評伝と伝記を絡めたような作品でした。吉屋信子を軸に、同時代の作家たちも登場するので、文学史としても読めるのが興味深いです。しかもその顔ぶれは大正から昭和を彩った作家ばかりで凄いと思わされました。また、当時の社会状況も描かれているので、立体的に世界が浮かび上がります。同性との恋愛まで赤裸々に描いているので、引き込まれました。下巻も読みます。

2017/07/17

penguin

「クララ白書」でしーのが愛読してる作家さん、ということで気になっていた方。また、どなたかのエッセイか書評でこの本を薦めておられた事を思い出し読んでみました。吉屋信子の華やかな人生だけを追うのではなく、彼女と関わりのあった人物や、間接的に関わった社会的事件等も並列で書かれており、立体的に当時を追う事が出来るような気がします。

2009/10/18

Gen Kato

再読。吉屋信子の評伝であると同時に、吉屋信子を中心とし、その視点を生かした同時代の文学史。吉屋信子と接したあちこちの人びとに話題が逸れるが、その顔ぶれたるやまさにオールスターキャストの映画を観るようで、嬉しくも楽しい。少女期の足尾鉱毒事件から若き日々の文壇交流、そして同性との恋愛…

2014/11/30

てふてふこ

吉屋信子さんは知りませんでしたが、その時代のパイオニア的存在でしたのでしょうね。

しょう

吉屋信子さんを知らなかったし、何となく読むのがしんどくなってた所に、足尾銅山の鉱毒問題が出てきて歴史の闇を知りましたし、私も知っている作家さん達の名も登場。明治から大正、昭和と移り変わっていく様が感じられて、下巻も読んでみようと思います。

2024/03/09

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