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宮尾本平家物語 1 青龍之巻

宮尾本平家物語 1 青龍之巻

宮尾本平家物語 1 青龍之巻

作家
宮尾登美子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2001-05-01
ISBN
9784022576262
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ジャンル

宮尾本平家物語 1 青龍之巻 / 感想・レビュー

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ソーダポップ

宮尾登美子さんが編集した「平家物語」平家物語に出てくる平清盛や源頼朝といった男性目線ではなく、その武将に関わる女性目線で描かれる物語は珍しいのではないだろうか。あまりにも大勢の人が出てくるので混乱しそうになったが、巻末にある家系図や婚姻系図をちらちら見ながら読んでいくと比較的楽に読んでいけた。私自身この時代の歴史物には疎く少し敬遠してきたが、読み始めるとその内容の精密さと、心理描写の描き方は圧巻で、あっという間に引き込まれていった。女性目線であるのでとても読みやすく敷居の高さを感じずに読み進められた。

2023/02/05

Miko

清盛の母や父が本当は誰なのかから始まり最初の奥さんであるゆい姫との甘い出会いや出産の後の死など読んでて心痛むことがどんどん繰り広げられていく。平安時代の平家の有様が淡々と描かれて権力闘争に操られていくのを読むと生き抜くのが難しい世の中だったのかなと思います。

2024/01/21

りー

主に清盛を主人公にして物語が進んでいきます。橋本治さんのドSな文章に慣れてきた今日この頃、柔かに描写される清盛の心中が新鮮だけれど物足りない感じ。ただ、読みやすいことは確かで、テンポが早く、この第一巻で清盛誕生~保元・平治の乱、頼朝の助命まで(橋本版はここまで11巻)進みます。面白かったのは、祗園女御の描かれ方が真っ黒だったこと。池禅尼や時子の心にも去来する、男性に対する女性の本音の部分は流石、女性作家。続きも読もうと思います。

2019/06/22

ハル

古典の現代訳と闘ってみたものの撃沈。些か不本意であるが内容の理解を優先しこちらに切り替え平家物語に挑む。登場人物の多さとそれらの相関の複雑さ、この時代と宮廷特有の様々に難儀しつつも読み慣れた文章の形式は大きな助け。人物像が目に浮かぶことが物語を楽しむ最低条件と考えるがそれが満たされており難しいながらに面白さも味わえる。平氏の最も華やいだ時代。平安絵巻と武家の時代の間という印象。またひとつ、知らない世界の扉を開いたワクワクを胸に次なる巻へ読み進む。

2015/11/07

koba

★★☆☆☆

2012/07/22

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