読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「自分の木」の下で

「自分の木」の下で

「自分の木」の下で

作家
大江健三郎
大江ゆかり
出版社
朝日新聞社
発売日
2001-06-01
ISBN
9784022576392
amazonで購入する

「自分の木」の下で / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

みも

ノーベル文学賞受賞者という箔が付き、事実、難解な文章は安直な読者を寄せ付けない。そんな作家がここまで目線を落としてくれるのは本当に有難い。小学生向けに綴られた本書は押し付ける事無く易しい言葉で語り掛ける。戦争を原体験とした人生指南。ユダヤ人差別に関しての私見。絶対的な父への反発や寛容な母の影響…そして、息子・光くんと奥様との生活。著者自身を形成する血肉や、常に社会と対峙し真摯に生きている姿を開示する。文庫版にあるのかどうか分からないが、本書には奥様の挿絵が優しいタッチと色彩で彩りを添え、文章を引き立てる。

2018/07/23

Aya Murakami

病院帰りの古本屋で10冊まとめて500円コーナーの本を適当に選んだうちの1冊。 作者は戦中戦後を教育期間として過ごしたようなので時代の変化によって大人の意見が変わることに不審を覚えたようです。不審を覚えたなりに勉強する姿勢をすてずに独学を行った姿勢は素晴らしいと思いました。並みの人間ならひねくれます。こういう姿勢がノーベル賞につながったのですね。

2018/06/16

のし

優しい本です。大人も、子どもも読める本。色々考えさせられる内容が沢山ありました。

2014/12/21

Miyoshi Hirotaka

森の中には自分の木と決められている樹木があり、たまたま自分の木の下に立っていると年をとってしまった自分に会えるらしい。もう、半世紀以上生きてきたので実際に生きている私が年をとった自分。立派な木の下を通ると半世紀前の子供の自分が待ち受けていて「どうして生きてきたのですか?」と問いかけるかもしれない。「どのようにして」、「なぜ」という二つの意味を一緒に聞きたいという子供らしい期待に上手く答えらえるように何かを残し、語れることが必要なのだろう。自分の鼓動が止まった時に新しい命が宿れば人生は幸い。

2013/07/11

sa-

森の中に自分の木がある。そこで少年は老人になった自分と出会うことができるという伝説。知恵深い伝説だと思った。死を意識しつつ今を生きることの大切さを思う。小学生高学年から、中学生向けに語られている。他の人が死ぬまで暴力をふるう・殺人と、自分に暴力をふるう・自殺、は同じことだと。”困難な時「ある時間、待ってみる力」をふるい起こす!その間、しっかり問題を考え、それでも解決しなければ、正面から立ち向かう。”これは大人にも言える。作者がその方法を「解析1」から学び取ったというのも面白い。「人生の習慣」だ。

2015/09/30

感想・レビューをもっと見る