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繋がれた明日

繋がれた明日

繋がれた明日

作家
真保裕一
出版社
朝日新聞社
発売日
2003-05-17
ISBN
9784022578389
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ジャンル

繋がれた明日 / 感想・レビュー

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遥かなる想い

人を殺害したために、刑務所に入った男の仮釈放後の更生への日々を描く。 加害者の家族と 前科者 そして被害者の家族の苦闘を丹念に描く。 「罪と罰」を問う本作は 骨太で重い。 一瞬を境に 人生が変わってしまった人々の 想いが詰まった 贖罪の物語だった。

2023/06/13

Yuna Ioki☆

故意であろうがなかろうが犯罪は加害者被害者当人たちだけでなく、身近な人々を不幸の連鎖に巻き込んでいく。特に加害者は罪を償った後にも社会的な信用含めて真の自由になれる時はこないのだろう。それでも保護司の大室や黛社長、被害者の身近な人間であるはずの薮内その他色々な味方の居る隆太はまだましなのかもしれない。ラストの隆太の為に集まってくれた人々の優しさに救いを見出だせたので内容の割りには読了感はさわやか。

2013/12/23

かよぴー

罪と罰をテーマにした話。主人公のひねくれた性格にイラつきながらも、ハラハラさせられ 被害者側の「なんで、のうのうと生活出来るの?」にも頷きながら読了。両方の言い分があるよなと。

2015/11/14

湖球

派手なアクションもどんでん返しもそして登場人物にさえ華が無い。まるでストーリーが表舞台に出ることも拒むように!そして静けさの中で語られる言葉が響きという力も持って心を突き刺す。殺人-6年間の服役-仮出所という法制度のフィルターを通過して犯罪者、被害者の心理は収束か加速か?恐ろしいほどに生々しい両者の本音が文中に散りばめられている。現代社会、被害者にも加害者にも成り得る機会は紙一重、表裏一体。善悪は別に双方の立場を考えるいい参考になった。保護司の仕事に感動。蛇足、殺人の動機--誰でもいいから刺した???

2017/01/25

ミーママ

図書館の本。 重いテーマ!被害者家族も加害者家族 どちらも辛い。 なんて表現していいのかわからないけど、読んで良かった。

2017/09/17

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