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羽生善治挑戦する勇気 (朝日選書 717)

羽生善治挑戦する勇気 (朝日選書 717)

羽生善治挑戦する勇気 (朝日選書 717)

作家
羽生善治
出版社
朝日新聞出版
発売日
2002-12-01
ISBN
9784022598172
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羽生善治挑戦する勇気 (朝日選書 717) / 感想・レビュー

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きょーこ

32歳の羽生さんが小学生に向けた講演をまとめたもの。プロになるまで。将棋の歴史。知識を知恵に変える。考えること等について。わかりやすく大人にもためになる。羽生さんはものすごい努力家なんだと言うことも伝わる。将棋を人生に生かしている。

2017/01/10

せっちゃんさん

珠玉の名言集。最近YouTubeのマイブームが将棋なので読む。棋士の羽生さんが小学生向け講演で語った内容。大きく①棋士までの自分史②将棋の変遷③普段どう考えて打ってるか 。個人的には、「対局中は相手とも戦ってるが、迷いや恐れといった自分自身とも戦ってる。そのためには理性を磨く」「知識を積み重ね理解し知識を知恵へ変える」「一冊の詰将棋を自分で考えながら解いて9年かかった」。貪欲に学ぶことと、根気強く取り組む重要性が分かる一冊。

2021/06/20

禿童子

2002年7冠の絶頂期に書かれた本で、自分の生い立ちと将棋との出会い、将棋の歴史の紹介、ファンとの質疑応答など軽い内容は一息に読めた。羽生善治が『三月のライオン』の桐山零のモデルの一人(中学生の15歳でプロ入り、デパート屋上の子供将棋大会など)で、若くして病気で亡くなった同年代の村山聖九段が二階堂晴信のモデルだな、と本書から読み取れた。将棋の記憶は音楽に似ているという記述が印象的:"「この音がくれば、次はこの音だろう」というようなサイクルがある...将棋にも音楽と同じようなサイクル、流れが存在する"

2017/02/23

キコ

最近麻雀のルールを覚えて、面白いなとは思ったのですが、けっこう最初に配られた牌で優劣が決まってしまうんだなと思いました。それに比べて将棋は最初から全くの対等です。勝ったときは間違いなく自分の実力だし、負けたときは素直に自分の力不足を認めなければならない。そこが将棋の良いところだと思います。囲碁やオセロもいいですが、駒に文字が書いてあり、それぞれが意味を持つというところも好きです。あとは2手、3手先、それ以上を読まないと将棋は勝てませんね。現実にも応用したいものです。

2016/11/08

R

羽生名人の小学生向け講座の内容をまとめた本でした。当たり前のことなのか、小学生からのQ&Aコーナーで、四間飛車やら、ゴキゲン中飛車やら質問されるというのに驚いたのですが、それぞれユーモアあふれる、でも判りやすくステキな回答をしていたのが印象的でした。内容はほかの本でも触れられていたところが多いものの、小学生の頃からライバルだった、友達だった人たちが、今もまた一緒に戦う相手だというのが、改めて凄いなと思いました。未来の王将戦が、そこにあったのだろう。

2016/01/26

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