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街道をゆく 24 (朝日文庫 し 1-25)

街道をゆく 24 (朝日文庫 し 1-25)

街道をゆく 24 (朝日文庫 し 1-25)

作家
司馬遼太郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
1988-12-01
ISBN
9784022605214
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街道をゆく 24 (朝日文庫 し 1-25) / 感想・レビュー

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レアル

よく訪れるこの近江と奈良だが、奈良散策で描かれてる場所なんて読んでてとっても懐かしい。寺院などは勿論当時のままだが、今はこのような趣のある場所ががらりと変わり、都会的になったというのか、奈良らしく無くなり寂しくなったというか。。「そうだった。そうだった」なんて思いながら読んだ。近江は戦国時代の事が書かれている。やはり司馬氏は戦国がお気に入りなのかしら。。

2015/05/06

k5

実家で法事をするというので関西へ。すっかり新幹線のおともとなった『街道をゆく』ですが、あえて実家のある奈良を選んでみたところ、なんだか見たことのないような静謐できらびやかな世界が展開していました。東大寺にはゆかりのある学校に通っていたもので、修二会のみならず人物名まで出てくる固有名詞に馴染みが深いのですが、こんな世界だったかしら?東大阪在住の司馬遼が奈良ホテルにわざわざ宿泊しているし、これは異世界の奈良かと思いました。

2022/07/03

kawa

(再読)近江路&奈良路編。今週、奈良(大安寺展)、ついでに近江路&関ヶ原戦跡巡り予定で、主に近江路の情報再確認のために手に取る。情報取得はそれなりだが、安土城跡を訪れたおりの、子供の頃に見た風景とのあまりの悪化、落差ぶりの記述が印象的。琵琶湖の埋め立て等による環境悪化を批判した司馬先生、今の湖はどうなのだろうか?須田画伯が戦中、新薬師寺に寄宿していたという事実も興味深い。追っかけをして見ようかな、画伯のオリジナリティあふれる生涯。そうそう、華厳経をめぐる大安寺との因縁も知れてラッキー。

2022/06/13

kawa

近江(湖東)・奈良と素材としては重量級。近江は寝物語の里、不破関資料館、国友鉄砲資料館、安土城跡、近江八幡水郷辺りをテイクノート。奈良は東大寺の根本経典「華厳経」、と二月堂の「お水取り(修二会)」に関する部分が読みどころ。短文ながら須田画伯の画家としての来歴の項も面白くも興味深い。同時に眺めた「週刊・街道をゆく02,16」のグラフ誌も、本編購読の一助に、誌上旅気分を高めに大変グッド!

2020/10/02

キムチ27

再読。長政とお市は血液で日本史に参加したのだ」には参った。長政は尾張に攻め入り 「屈した思いの家康」と異なり 其処の兵を「地侍ども」と呼び捨てる。自身が持つプライドは後世でしか判定できないわけだが。 奈良散歩・・といっても寺や僧侶のエピソードが溢れる。東大寺も興福寺も「外形は変わらず、時間だけが・・」は いわば、晴天の星座を眺めている風情なのだろう。登場する人物は老成した感覚の人物が多い。明治以前から脈々と文化を伝えてきたのは「歴史連鎖して 歳をとることのない僧」だったのだろうか。

2013/12/06

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