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犯罪季評 (朝日文庫 ベ 1-1)

犯罪季評 (朝日文庫 ベ 1-1)

犯罪季評 (朝日文庫 ベ 1-1)

作家
別役実
朝倉喬司
出版社
朝日新聞出版
発売日
1991-11-01
ISBN
9784022606716
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犯罪季評 (朝日文庫 ベ 1-1) / 感想・レビュー

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∃.狂茶党

いじめが社会問題化してきた頃に、そこに同調圧力を読む事典があったようで、これはいじめが常に社会的なものであった事を捉えている。 同調圧力と力による秩序の維持、これを抜きにいじめを語るのは大事な事を見逃すだろう。 もちろんこれは、加害者が一人で、同調者のいないケースには、きちんと当てはまらない。 いじめには共犯者や同調者がいることで、あらかじめ救いを求める声が封殺されてしまうものだ。 グリコ・森永事件から、昭和の終わり、宮崎勤事件まで。 無責任にあれこれ呟く。 80年代、景気がいい時代だったはず。

2023/06/12

tei

どの事件も自分が生まれる前のものだったが、その時代の空気を知ることができた気がする。その時代、その事件が起きた時、人がどのようなことを感じたのか。犯罪の質の変貌、というのも何と無くではあるが感じ取れたと思う。特に、教育現場で起きるいじめ等の事件について、「教育」という言葉でくくることのできない個別的事象である、という見解は大変頷けるものだった。

2014/05/25

v&b

名著。インテリとは違う知性のあり方を考える。

2008/11/07

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